君の助けになれればいい【TH】 (ページ8)

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私は先生に休むとだけ伝えて、時々昼寝をする木陰へ来た。

あれ？

いつもは誰もいないはずなんだけど、、、誰か寝てる

私はそぉっとその場を離れようと思ったが、

パキッ

木の枝を踏んでしまった。

『んっ、、んーあれ？Aちゃん？』

「あ、え？！テヒョンさん？」

TH「何でここにいるの？サボり？」

「まぁはい、、テ、テヒョンさんは？」

TH「僕も、、隣おいで」

テヒョンさんは眠そうな目を擦りながら手でポンポンと地面を叩いた。

私はゆっくり隣に座った

「テヒョンさん、同じ高校だったんですね。言ってくれれば良かったのに」

TH「いひひ驚いた？」

「はい、テヒョンさんは人気ですね」

TH「ねぇさんずけやめてよ」

「じゃあなんて呼べば？」

TH「テヒョンでいいよ」

「それはちょっと、、」

TH「じゃあオッパとかは」

「無理です。」

TH「じゃあテヒョン」

「んー分かりました。」

TH「呼んでみて」

「て、ってひょんくん」

TH「、、ま、まぁそれでもいっか」

「じ、じゃあ、て、てひょん君もAって呼んで下さい。」

TH「わかった。A」

「なんか慣れてますね」

TH「そんな事ないよ。Aが慣れてなさ過ぎるんだよ」

「そうですかね」

TH「ねぇA」

「はい」

TH「僕と友達になって」

「へ？」

TH「助けてあげたお礼として」

「あ、あの」

TH「ダメなの？」

「い、いやそう言うことじゃなくて、、そんなお願いで良いのかなって、私となってもなんの得もないし、、テヒョン君は、人気者じゃないですか。私となったら人気落ちますよ、、」

TH「人気とかどうでも良いよ。僕ね入学してすぐ留学したから中々馴染めなくて、、たわいもない話をする人がいないんだ」

「でもそこら辺の女子だったら喜んでたわいも無い話をしてくれますよ？」

TH「やだよ。あんなヤる事しか考えてないような人ら」

「は、はあ」

TH「だから友達になってくれるでしょ？」

『はい。でも見捨てないでくださいね。」

小学校の頃も中学校の頃も友達とは呼べなかったけど仲良くしてくれた子はいた。

でもある時を境にみんな私を無視するようになった。それが怖かった。

TH「勿論だよ！そんな事するわけない！」

と言って私の手を握ってブンブン振った