君の助けになれればいい【TH】 (ページ17)

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学校中を走って探したが

「あーーない」

いっその事このまま帰ろうかな←

あーもうやってらんないジュース買おう

私は自動販売機まで来た

何飲もうかなぁ

とか考えながらふと自動販売機横のゴミ箱を見ると

「あっ」

ペットボトルを捨てる穴に乱雑にローファーが突っ込まれていた。

「こんな所にあったんだ」

靴をそこから引っ張りだすとジュースやお茶やらでグチョグチョになっていた

こんな状態じゃあ結局履けないや

と思って鞄に入れようと思ったら

何だろう

靴の中に紙切れが入っていた

"体育館倉庫に来い"

え、何これ

私はビビリながら体育館倉庫へ行った

ガラガラガラ

「あのー」

『お、キタキタw』

『靴見つけるの遅くね？』

『あんな見やすい所に隠したのに』

「あの、もう人の靴で遊ぶのやめてください。あと何で私の事を呼んだんですか？私用事があるので帰ります」

『は？お前さ噂どうり調子乗ってんね』

と言って私のお腹を蹴ってきた

「ぐふぇっ、、ドン、、ゲホゲホ」

私は反動で地面に倒れた

『んじゃお元気デェ～w』

と言ってたドアを閉めた

私はすぐ立ち上がりドアを開けようとしたが棒が置いてあり開かなかった

「ッ誰か！！助けて！！」

誰も来るはずが無い

だってもう午後6時

とっくに下校時間は過ぎている。

「さむっ」

スマホのライトをかざし吊るしてある温度計を見た

－2度

あーきっとこのまま凍え死ぬんだろうな

だって連絡しようって思っても学校の人の連絡先なんて持ってるはずないし

何か着ようって言ってもジャージとか無いし

スカートだから生足だし

体がブルブル震えてきて手もかじかんで使い物にならない

私は体操座りをしなるべく動かないようにした

30分後

あーもう限界かも

気温はもっと下がりもう寒くて動くこともできなかった

あーもう限界かも

意識が朦朧としてきた