【ツイステ】スマイルはやっぱ有りで【男主】

俺 ページ27

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結局、安い居酒屋へ行った。
焼き鳥を頬張りながら、ビールを飲む。そして後輩くんと話す。

楽しい時間だ。最近は一人で食べていたから尚更。




「奥さんとは何時出会ったんですか」

『高校の頃。バイトしてる所、俺は他の店員の女の子が好きで通ってたんだけど、いつの間にかあの人の方が好きになってたんだよね』




お互い結構酒を飲んでいる為本音を包み隠さず零してしまう。男だとバレないようにしないと。


目の前の彼は「へぇ」と相槌を打ちながらも、ビールを飲み進める。




「どこが好きなんですか」

『ええっ？多すぎて迷う。優しい所かな。あと、頼りになるし、慰めてくれる。俺なんかをいつも好きだって言ってくれるし。俺の方が大好きなんだけどねー。絶対本人には言わないけど』




へへ、と口元が緩む。
彼は容易く俺に可愛いとか好きだとか言うけど、俺は照れ臭くてそんな言葉は言えやしない。本当は、ちゃんと直接言った方が良いとは分かってるけど。


すると、目の前の彼は何故か急にビール瓶一本一気飲みした。

急な行動に唖然とする。
そして、彼はいつも通り無表情で少し頬を赤く染めながら告げた。





「酔いました。今横にならないと吐きます」

『ええっ、そんな申告制！？待って待って、トイレ行く！？』

「今すぐ横になりたいです」

『分かった！俺の家、すぐ近くだから行こう』




そして急いで会計を済ませて家へとタクシーで帰った。




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