【赤葦京治】赤 葦 く ん と [ 自 主 規 制 ]

#07 ページ7

.









「…んっ……」









目を覚ますと、目をくらます程の
強い朝日と共に京治の背中が見えた









「あ、やっと起きましたか」

「赤葦くん…服着たら」


「…………………今なんて言いました」

「服着…あっ」









すると赤葦くん改めて京治は
半裸のままこちらに向かってきて





顔をずいっと近付けたと思った瞬間
唇に暖かいものが触れた





それと同時に口内に入ってくるもの









「はっ…ん、ふ…は、ぁ…っ」









ちょっと短かい濃厚な接吻





眠気も吹っ飛ぶわ









「昨日もよく啼いてましたけど、朝から元気ですね」

「その言葉、そっくりそのままお返しするよ…」


「昨日、Aさんが意識飛んだ後も
何回か挿れましたけどAさん
意識ないのによく反応して___...」

「あぁもう煩い！！！」









すると京治はクスッと笑い
今度は触れるだけの優しいキスをした









.









.









「まあ俺はどんなAさんでも好きですよ」









ホント、京治はずるい





たまには私だって









.









「京治」

「ハイ？」









私は京治の肩をつかみ、引き寄せ
耳元で囁いた









.









.









「京治も、敬語とさん付けやめなかったら
もう二度と“京治”なんて呼ばないからね？」









少し京治の肩がはねその後
京治は口元を抑えながらすぐに後ろを向いた









.









「分かっ…たよ………A…」









後ろを向きながらそうつぶやくのが聞こえた





その京治の耳は真っ赤で
初めて京治にイタズラできた









.









.









「大好きだよ、京治」





「俺は愛してま……るけどね」









*end





.

Ver.孤爪→←#06*

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す