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調査 ページ13

次の日、私は集合がかかっていたので、教室を飛び出して談話室にダッシュ。

カフェテリアと一緒で、談話室は最上階、つまり、私の教室が、談話室に一番遠いから。

ドアを開けると、談話室には、全員が集まっていた。

「よし、揃ったな。
今日回るルートは考えてある。

今ここは最上階の1番西側。
だから、まず、北館を全て回る。

次に南館。

そうして、順番に階下へ行くんだ。

最後が地下2階。

けど、みんなで回ると人数が多い。だから、ここは二手に分かれる。

1組目は、俺と砂原と、アーヤと小塚。
2組目が、黒木と美門と、上杉と築宮。

1組目の俺たちは、北館を見る。
だから、2組目は、南館に回れ。

各自、始動開始!」

私たちは、その掛け声で一斉に飛び出し、二手に分かれた。

北館は、主に資料室なんかがある。

大抵は、テキストなんかが山積みになって、それが部屋を覆い尽くしてる。

「なんもねーし、誰もいねーよな。」

最上階を見たところで、若武は早くも弱音を吐き出した、

「若武、お前の大事な勘が告げた事件なんだろ。やろーぜ。」

砂原がなんとかなだめ、順番に部屋を見る。

昨日、音がした部屋に辿り着いた。

それは、さすがの若武もこくんと息を飲み、私たちに頷いてドアを開けた。

それも、静かに、慎重に。

全てドアは開いたけれど、特に何かがあるわけでも、誰がいるわけでもなく、ただ普通の教室だった。

一つを除いて。

その部屋には、たくさんのプラスチックが散乱していたんだ。

それに、理科実験室でもないのに、フタが閉められた試験管や、ハンマーなど。

様々な物が置いてあり、びっくり。

その時、若武の携帯が光る。

「おー。こちら若武。
うん、うん。
そうか、こっち、気になることがあるんだ。
昨日不審音を聞いた部屋にきてくれ。」

そう言って電話を切った。

duitsland→←ボーゼンッ



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瑠璃菊bookworm(プロフ) - 桜子ちゃんカッコいい!私はお父さんの頭をポカってすることぐらいしか出来ないのに… (2018年2月23日 23時) (レス) id: 6763eabd01 (このIDを非表示/違反報告)
- 桜子ちゃんこわいよオおおおおおお (2016年4月22日 17時) (レス) id: d885b7a670 (このIDを非表示/違反報告)
えりん(プロフ) - ルカさん» そんなコメントをいただけるとは……泣きそうなほど嬉しいです(;_;)私も桜子ちゃん好きなんです笑共感していただいてありがとうございます!頑張ります! (2015年12月27日 22時) (レス) id: 02bf578d58 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - すごく面白かったです!桜子ちゃんのキャラが可愛い!えりんさんの作品大好きです!これからも他の作品頑張ってください!応援してます! (2015年12月27日 22時) (レス) id: e3b5485af0 (このIDを非表示/違反報告)
えりん(プロフ) - fumiさん» ありがとうございます!築宮の感想を聞けて嬉しいです。ありがとうございました! (2015年8月21日 6時) (レス) id: 02bf578d58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えりん | 作成日時:2015年8月14日 17時

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