おいでよ鬱探索者の森 (ページ6)

今日:18 hit、昨日:0 hit、合計:383 hit

〃ページ6

大「いちゃついてるな(ﾎﾞｿ」

陸「そうですね(ﾎﾞｿｯ」

里「…せっかくケーキ作ったのに…溶けちゃう」

百「里癒…ちょっと待とうか…」

彩「あー、ほら、理央さん。皆退屈しちゃうから…」

ごめんね里癒ちゃん…せっかく作ってくれたのに。

彩「ありがとう皆、最近誕生日なんて気にしてなかったから…」

里「えぇ…年齢把握出来てるんですか？」

百「ちょっ、里癒」

彩「把握はできてるよw」

神「でもおにーさん正直歳わからないですよね…」

大「あ、おにーさんだったのか？おねーさんかと思ってたわ」

琳「どっちでしょうね…」

陸「…琳兎さんは知ってるんですか？(興味津々)」

琳「えへへ～……知らないんだなぁこれが…」

琳兎…

悠「知らないのか…残念」

彩「ははw私も琳兎がおにーさんかおねーさんか知らないからね、おあいこさ」

正直知っている。まぁ…秘密にしてくれたのなら私も秘密にしておかなければ…という妙な使命感だね。

百「ケーキ切り分けません⁉あの、ね、うん」

彩「あぁ、ごめんねせっかく作ってくれたのにずっと話してて」

里「自信作なんですよ、アイスケーキ」

理「暑いし丁度いいわね、ありがとう里癒ちゃん！」

断面を少し溶かしながら包丁がケーキを切り取っていく。翠の飴細工が綺麗だった。

8等分されたアイスケーキを手に、テーブルを囲む。
一人じゃ無駄に広いリビングも、8人も集まればにぎやかだ。

神「里癒さんすごいっすね…お店のみたい」

大「差し入れでくるのとあんま変わらないぞこれ」

百「そっか、大橋さんアイドルなんですよね」

大「忘れてただろ今」

理「印象は違うわよね、テレビと」

大「あれはテレビ用…」

神「今の大橋さんでもいいと思いますけどね…というか皆さんがもう…チートすぎて…」

大「？」

神「俺一般通過高校生だから…」

琳「そんなこと気にすることないよ、普通にお友達でしょ？」