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特別編! ページ44

※この特別編は黒の時代のネタバレを含んでおりますネタバレが嫌な方は黒の時代をお楽しみ後またお越しください

このお話は黒の時代から四年後のお話となります

それでも宜しい方は先へお進み下さい









太宰side

ある朝いつもより早く目が覚めた

そして何気無く立ち寄った本屋である本に目が止まった

その本の著者名は「織田作助」

四年前この世を去った友人と一文字違いだ

店員「ありがとうございましたー!」

店員の有りきたりな挨拶を背に店を出る

ガサッ

私の手元には一つの紙袋

どうもその本が気になり買ってしまった

私は此から出勤しなければならない

太宰「今日も暇だろうし探偵社で読もうかな」

ボソッっと呟きながら朝の澄み切った空気の中で足を勧めて行く

今日は何だかいい事が起きそうだ




太宰「おはようございます」

私が探偵社に付くとまだ誰も来ておらず社内はしん…と静まり返っている

私は応接用のソファーに座り本を取り出す

その本粗筋は

人殺しとして食っていた男がひょんな事からある組織を所属する事になる

それからその組織で多くの人の思いに触れ男は何時しか小説家を夢見る様になる

だが男はその夢を追う道半ばで死んでしまう



もしその男が生きていたとしたら彼は何をするのだろうか

と云う戻す物だった

友人の生涯に似ている

もし彼が生きていたら何を思い何をするのだろうか……

物思いに耽りながら本を開き読み始める






太宰「ふぅ……」

物語が一段落付いたところで一息つくと

ふと視線を感じる

その正体は

A「……」ニコッ

微笑んだAさんだった

太宰「どうしたのですか?Aさん」

私が問い掛けると

A「いやね〜作ちゃんの本読んでる人見ると嬉しくって〜」

と答える

太宰「作ちゃん?この本の作者とお知合いなんですか?」

Aさんは微笑みを絶やさず

A「うん!そうだね〜もう四年の付き合いだね〜」

四年前……まさか

そんな訳が無い彼は死んだはずだ

けれど……もし……この本の男の様に生きていたら


太宰「Aさんその人の本名って……」

Aさんは何処からか取り出した羊羹を食べながら答える

A「ん〜?────織田作之助ちゃ〜ん」



その名を聞いた時頭の中が真っ白になる

彼が生きている

その言葉が信じられないだって……彼は……私の目の前で……

其の考えとは裏腹に言葉がこぼれ落ちる

太宰「生きているの!?」

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キラ - 面白い作品ありがとうございます。 (2018年1月17日 21時) (レス) id: d71b59a5f8 (このIDを非表示/違反報告)
カリア(プロフ) - 黒猫(...・∀・.)//さん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年12月31日 23時) (レス) id: dda1ad5912 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(...・∀・.)// - カリアさんの、作品 最高で〜す!!!!!!!!!!頑張って下さい!!!!!!!!!! (2016年12月31日 22時) (レス) id: b52d01d0ee (このIDを非表示/違反報告)
カリア(プロフ) - 黒猫(...・∀・.)//さん» 本編でも書きました様に四桁です。正確な数字はご想像にお任せします(((( -ω- ))))(正直そこまで考えておりませんでした。) (2016年12月30日 23時) (レス) id: dda1ad5912 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(...・∀・.)// - 質問 主人公は、今 何歳ですか?? (2016年12月30日 23時) (レス) id: b52d01d0ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カリア | 作成日時:2016年7月15日 16時

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