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マネージャー「…A？もう〜良かった〜」
眉を八の字にしたマネージャーが私の手を握り締めながら、安堵の表情を見せた。
白い天井と壁、いつもより少し硬いベッド。
鳴り響くナースコールを聞いて
ようやく何処にいるかを悟った。
『何で私、病院なんか…』
マネ「楽屋で倒れてたのよ、」
『…っ痛』
起き上がろうとするとズキンと頭が痛んだ。
マネ「まだ寝ときなさい」
そう言って、彼女は真っ白の掛け布団を掛け直してくれる。
「ストレスによるものでしょう。一日安静にしていれば直ぐに良くなりますよ」
人の良さそうな看護師さんがそれだけを告げると
病室を後にした。
『今日の穴埋めって…』
マネ「取材と撮影は二日後に回して貰ったから大丈夫」
『はぁ、迷惑かけちゃった…』
マネ「今は仕事より自分の心配するべきだと思うけど？…まぁAらしいけど笑」
『まぁ〜…もう私は大丈夫だから』
なんてヘラヘラしていたら、
突然マネージャーが真剣な眼差しで見つめてきた。
マネ「大丈夫じゃないから こうなってんでしょ。
いつも一人で抱え込みすぎなのよ、もっと頼ってよ。
それとも…私じゃ頼りない？」
『違っ、』
いつも強気なマネージャーの潤んだ目を見たのは初めてかもしれない。
私は、自分一人で立っていられる、
人に頼らなくても生きていける、と思ってた。
限界なんてとっくに超えていて、
本当は「助けて」って叫びたいくせに
苦しさも辛さも溢れ出ていたのに
見栄と、少しのプライドと、
無駄に負けず嫌いな性格が邪魔をしていた。
だけど、もう＿＿＿
『ごめんね、強がるのにも 少し疲れちゃった。』
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sun.(プロフ) - kairaさん» 素敵なコメント有難うございます！嬉しすぎる感想に胸が熱くなりました^ ^ お楽しみ頂けて何よりです！是非次作もよろしくお願いします( ; _ ; ) (2021年2月24日 0時) (
レス) id: 379caf651b (このIDを非表示/違反報告)
kaira(プロフ) - 初めてコメントを残します…言葉選びと表現の仕方､全てが私の好みどストライクで､ああ、こういうの分かるなあ、と共感できるシーンも有りました…素敵な作品に出会えて良かったです！実は主さんの他の作品も楽しく拝見させて頂いてます！これからも何卒…(笑) (2021年2月22日 23時) (レス) id: f4f52a46c3 (このIDを非表示/違反報告)
sun.(プロフ) - かなこさん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます！どうか最後までお楽しみ下さい！^ - ^ (2021年2月3日 22時) (レス) id: fdf2e968fa (このIDを非表示/違反報告)
かなこ - 面白くて話に引き込まれちゃいました！ 匠海くん切ない(T . T)匠海くんと上手くいって欲しいなぁって思いながら見てます(＞＜) (2021年2月3日 6時) (レス) id: deb6ae52c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sun. | 作成日時：2020年12月16日 22時
