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ryo side
滅多に着ない服を引っ張り出して鏡の前に立つ。
彼女と会える貴重な1日を悔いのないようにさせるために。
吉沢「よし。」
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今日は俺が彼女を笑顔にしよう。
*
" 下に着いたよ " とメッセージを送ると
" 今すぐ行くね " とすぐに返信が来る。
『亮くん!』
笑顔でこちらに手を振る彼女が俺の名前を呼ぶ。
吉沢「ごめんね?急に誘っちゃって、」
『ううん、嬉しかった。誘ってくれてありがとう!今日は楽しもうね!』
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無意識にこういう言葉を言えるのは
きっと彼女の人柄の良さの象徴だ。
*
カフェに着くと、珍しいものを見つけたかのようにキョロキョロする彼女。
『ここ、一つ一つの家具とか雑貨すっごいお洒落だね!!』
目をキラキラさせた彼女が言う。
吉沢「あはは笑 気に入った?」
『もうすっごく!さすが亮くんだね』
吉沢「ここは個室があるカフェだから人目を気にせずに落ち着けるんだ」
『凄い!私ここ通う!』
吉沢「まだ何も頼んでないじゃん笑」
ブラックコーヒーを二つ頼んで、向かい合って座る。
吉沢「、、あのさ、あの後どうだった?」
『おかげさまで、無事に話し合えました』
ありがとう、なんて笑う彼女を見ていると申し訳なくなる。
自分の彼女への気持ちが、物凄く醜いもののように感じる。
店員「お待たせしました。コーヒーです。」
『やった〜!
、、え!何これ!凄い!美味しい』
吉沢「ふふ笑 でしょ?」
『私初めてブラック飲めたよ!これなら克服できそう!』
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やっぱり俺は、どうしようもなく彼女の笑顔が大好きだ。
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吉沢「ねぇ、Aちゃん___
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今俺が付き合ってって言ったら、
どうする?」
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sun.(プロフ) - あき さん 素敵なお言葉とても嬉しいです、有難うございます! (2020年5月22日 22時) (レス) id: 64db7414b4 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - こんばんは、更新楽しくみてます!菅田くんおしでまてます!よろしくお願いします! (2020年5月21日 3時) (レス) id: 1aa84ce6b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sun. | 作成日時:2020年5月7日 22時