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ryo side
Aちゃんの家に着いてから
ダメ元で彼女の肩を揺すってはみるが
まったく目を覚さない。
吉沢「ありがとうございました」
代金を払いタクシーから下車した後
彼女の鞄の中から鍵を取り出して家へと向かう。
*
吉沢「お邪魔します、、」
とりあえず彼女をソファに寝かせて水を渡す。
吉沢「Aちゃん、水飲む?」
相変わらず彼女からの返答はない。
とりあえず彼女をベットへと移動させそっと毛布をかける。
寝室を出てリビングへと戻ると、彼女に渡した花束が目に入った。
伝えることすらできない想いにしがみついて、前に進むことすらできない。
"君を笑顔にしたい" なんて言葉では格好つけたって
結局この想いは彼女を困らせるだけだった。
菅田くんまで巻き込んで、傷つけて、混乱させて、
このままでは誰も幸せにはなれない。
吉沢「もう、帰ろう」
これが本当の最後だ。
そう思い彼女の家を出ようとした時に大事なことに気づく。
吉沢「あ、鍵。」
彼女がもし一つしか鍵を持っていなかったら、ポストに入れとくのも二度手間だ。
吉沢「本当に終わらせられんのかなぁ」
結局どうすればいいか結論出ないまま
気づいたら眠りについていた。
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sun.(プロフ) - あき さん 素敵なお言葉とても嬉しいです、有難うございます! (2020年5月22日 22時) (レス) id: 64db7414b4 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - こんばんは、更新楽しくみてます!菅田くんおしでまてます!よろしくお願いします! (2020年5月21日 3時) (レス) id: 1aa84ce6b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sun. | 作成日時:2020年5月7日 22時