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その日の仕事中、いつもより慎太郎を注意深く見ていたけど、二日酔いはなさそう。良かった。
朝、違和感があったのも俺の思い違いだったのかもしれない。
仕事を終え、楽屋でみんな帰り支度をする。
「はっ？」
声の方を見ると、慎太郎がスマホを見て固まっている。
「どうしたの？」
顔を上げ、俺を見る慎太郎は真っ青だ。
何？なんでなにも言わないの？
慎太郎のスマホを取り上げ、画面を見る。
そこに写っていたのは昨夜の俺たち。
玄関の外で俺が慎太郎を抱きかかえている。
「送り主は？」
「………」
「慎太郎！」
「ココ…」
なんでCOCOさんが？
「なんでココちゃんが？」
俺の疑問をそのまま言ってくれた京本。
いつの間にか慎太郎のスマホを見てる。
「それ誰？」
�眞呂�投げかける質問に、誰も答えない。
京本と樹が目線を交わし、樹が口を開く。
「元カノだろ、慎太郎の。」
「慎太郎、どういうこと？」
声が、震える。
青ざめたままの慎太郎が話し出す。
「昨日、高校の友達と何人かで飲んでて…。マンションまでココに送ってもらったような気がする。」
「だからってなんでこんな写真撮って送ってくんの？」
慎太郎が俺を見たあと、目をそらす。
「俺がうかつだったんだ。…北斗とのメッセージのやりとりの画面のままだったスマホを見られて、そういう関係なの？って言われて。しらばっくれたけど、うそでしょ、別れてよって言われて。」
「なんでCOCOさんに別れろとか言われなきゃならないわけ？」
俺の憤りに慎太郎は無言だ。
「北斗、画像のあとのメッセージ読んだ？」
慎太郎のスマホを持ったままの京本が聞く。
「なんて書いてある？」
「こんなので証拠になるとは思ってないけど、絶対に決定的な証拠つかんでみせるから。って。」
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りんご(プロフ) - けーた。さん» ありがとうございます！寂しいと言っていただけて嬉しいです。私も緑×黒は好きなペアなので、また書けたらいいなと思ってます。 (2022年2月25日 19時) (
レス) id: eaa5a5859a (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - 前作からこちらのお話本当に好きで楽しみに読ませて頂いてました。完結は寂しいですが…最後まで書いて下さりありがとうございました。新作の方も楽しみです。また緑くんとのお話も見れたら嬉しいです^^ (2022年2月25日 8時) (レス) id: 857c9b8bce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご | 作成日時：2021年12月4日 20時
