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猫を見るとどうしてもあの人を思い出してしまう
元気にしているだろうか。
高校に入る前まで一緒にいた幼なじみ
故郷へ帰ってしまったんだとか。
飼っている猫を触らせてもらったことがある
人に心を開けず、籠りがちな私が信頼できる人。
家族に対する違和感を話した時は
そっと抱きしめてくれたあの大きな体
_______________ __ _
「 僕は味方だから。大丈夫だよ 」
_______________ __ _
兄は持っていたスマホ。
私は買って貰えなかったから連絡先など知らない
今、どこで何をしているのかも分からない
ただ時々、脳裏に彼の姿が浮かぶ
あの時よりは身長が伸びているかもしれない。
声も低くなっているかもしれない
「 会いたいなぁ 、、、 」
誰もいない部屋で呟く
結局、キムミンギュは猫に餌をあげたのだろうか
愛おしそうに黒猫を撫でていたあの男は
黒猫の飼い主になってしまうのかな、
そうなると、私はまた孤独になる
昼も過ぎ、庭の花に水をやっていないことを思い出し
急いで水やりをする
空を見上げると、雲が多くなってきて
今にも雨が降り出しそうな空気
「 雨が降るなら、水あげなきゃよかった 」
ポツポツと降り出し、
急いで水やりをしたのを後悔する
水を与えすぎるのもよくない、と
小学校の時、先生に教わった
一人暮らしにしては大きすぎるこの家
1年経っても尚まだこの空間に慣れない
することも無く暇なので
私は何も置いていない空き部屋で一人、
寝転び目を閉じた
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まかない(プロフ) - ハナさん» ウォヌならきっと素敵な所へ連れて行ってくれますよ。 (2022年10月31日 22時) (
レス) id: dc45bd17eb (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 初めまして！おぬくんのお話を探していた時に出会ったのですが、程よい儚さや話の流れが素敵すぎて、更新通知があると嬉しくなります……！これからも楽しみにしています。……私もおぬくんとどこか遠くに行きたいです（私情） (2022年10月31日 20時) (レス) id: bc43354b86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかない | 作成日時：2022年4月28日 20時
