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WN 「 ジュニがさ、中国に戻ってから俺に連絡してきたんだよ。 」
突然の名前にビックリした
まさか今ここでウォヌと一緒にジュンの話をすると思ってもいなかった
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JN 「 Aが泣いてたら抱きしめてあげて 」
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WN 「 だってさ。 」
「 … なにそれ 」
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「 ねぇ、ジュナ … 私 ｯ、どうしよう … 」
JN 「 A、大丈夫。落ち着いて 」
「 ごめん ｯ 、、ごめん 、!! 」
JN 「 A ！！！ 」
親から差別を受けていることをジュンに話してから
辛いことがあればこうやってジュンに打ち明けることにしていた
これは初めて私が弱音を吐いた時のジュンとの約束
「 我慢せずに吐き出すこと 」
「 僕はAの味方だと理解すること 」
「 30秒間ハグをすること 」
今思えばこの頃から依存していたのかもしれない
「 誰からも必要とされない日が来るのではないか 」
そんな恐怖から怯えていた私を
ジュンは優しく抱きしめてくれた
私にとって、ジュンは言わば安定剤のようなものだった。
綺麗で透き通っている恋心ではない
独占欲と言うエゴで濁った「 依存 」なのだ
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WN 「 あいつ、すげぇ申し訳なさそうな顔してさ 」
ウォヌは近くにあった木の棒で
砂浜をキャンパスにした
WN 「 「きっと僕が居ないと消えてしまう」って縋って、俺 感動したよ 」
『 共依存ってこんな感じなんだ 』
ウォヌの言葉にドキッとした
今までなんとなく逸らしてきて、最近ようやく向き合うようになったこの感情
ジュンに対しての濁った想い
でもそれは … 一方的なものだと思っていた
「 共依存、、なの … ?? 」
WN 「 世間一般的にはそうなんじゃね ?? 」
「 でも、ジュンからしたら私は …
ただの幼なじみで ｯ 、、、 」
WN 「 そう思ってるの、Aだけかもな 」
もう何が何だか分からない
私の一方的な「依存」だと思っていたら、
矢印はジュンからも向けられていて …
本人達が気づかないうちに「共依存」になっていった
信じ難い話 …
いや、共依存は珍しいことではない
私たちにとって縁がないものだと思い込んでいたから
いざ認めようとすると混乱してしまう
WN「 まぁ、いいと思うけど 」
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まかない(プロフ) - ハナさん» ウォヌならきっと素敵な所へ連れて行ってくれますよ。 (2022年10月31日 22時) (
レス) id: dc45bd17eb (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 初めまして！おぬくんのお話を探していた時に出会ったのですが、程よい儚さや話の流れが素敵すぎて、更新通知があると嬉しくなります……！これからも楽しみにしています。……私もおぬくんとどこか遠くに行きたいです（私情） (2022年10月31日 20時) (レス) id: bc43354b86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかない | 作成日時：2022年4月28日 20時
