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「 あれが男好きって噂の人 ?? 」
セーラー服を着た学生が2人、
ランドセルを背負った小学生が3人
どこからその情報を得たのか、まぁあの憎たらしいおばさん達からだろう
キムミンギュと歩いているところを横目に見ながら
私のことを噂している
MG 「 はぁ 、 」
「 キムミンギュ、冷静に。 」
わざわざ聞こえるような声量で噂する学生にため息をついているキムミンギュ
何故私のためにここまでイライラしてくれるのだろう
どうしてこんな私を気にかけてくれるのだろう
今聞いたら答えてくれるだろうか
「 もう私にかまわないでよ 」
私なりの気遣い。
これ以上一緒にいるとキムミンギュまで悪く言われてしまうかもしれない
そんなことは絶対に許されないの
MG 「 Aさん、海行きましょう 」
「 え、?? 」
もしかして私の声聞こえてなかった ??
MG 「 何があっても俺はAさんから離れることは無いです。
たとえ嫌いなんて言われても
俺はAさんのそばに居たい 」
目は合わなかったけど
斜め前を歩く彼の背中から十分と言っていいほど伝わった。
それと同時に苦しくなった
こんなにも想ってくれているのに
私は私のエゴでキムミンギュからの恩を無駄にしようとしていた
「 ミンギュ、 」
「 ありがとう 」
ミンギュは「 え ?? 」と目を丸くし振り返る
たちまち顔が赤くなって
MG 「 あぁ、本当にずるい … 」
なんて言ってしゃがみこんでしまう
そんな彼を無視して、
私は海へと繋がる階段を降りた
「 ほら、海 行かないの ?? 」
MG 「 ｯｯ 行きます ！！！ 」
「 走るな 〜〜 コケるよ 」
ここ1年間
人と関わらないように生きようと目標にしていたのに
ミンギュのせいでそれは破棄になった。
MG 「 ほら !! 靴脱いで !! 」
「 え、入るの ?? 」
MG 「 当たり前じゃないですか 〜 ㅋㅋ 」
サンダルを無理やり脱がして
私の手を引き海の中へ。
今日は曇りだから気温は低め
だけどこの冷たい水がどこか気持ちよくて、
久しぶりにこんな気分が良くなったかも
今だけは、嫌なこと全部忘れて
捲っていたズボンがずり落ちて濡れてしまったミンギュと一緒に
笑っていたいと思った
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まかない(プロフ) - ハナさん» ウォヌならきっと素敵な所へ連れて行ってくれますよ。 (2022年10月31日 22時) (
レス) id: dc45bd17eb (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 初めまして！おぬくんのお話を探していた時に出会ったのですが、程よい儚さや話の流れが素敵すぎて、更新通知があると嬉しくなります……！これからも楽しみにしています。……私もおぬくんとどこか遠くに行きたいです（私情） (2022年10月31日 20時) (レス) id: bc43354b86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかない | 作成日時：2022年4月28日 20時
