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「 家族 」と言っても、この黒猫と
毎日を一緒に過ごしているわけではない
雨が降った時、お腹が空いた時、落ち着けない時
そんな時に私がそばに居てあげる。
それだけの関係。
猫にとっては都合のいい人間としか思われていない
それなのに何故、今 私の膝の上で喉を鳴らしている
この子を家族と呼ぶのか。
それは私に人間の家族がいないから。
正しく言えば、皆 私を置いて逝ってしまった
悲しく寂しい。そんな私を温めてくれるのが
この子しか居なかったの
MG 「 あ、また会いましたね !! 」
自分の朝ごはんを食べ終え、
夜に家を出てしまった黒猫の元へ向かおうとした時
昨日、憎たらしいおば様たちに絡まれていた
近所のキムミンギュが後ろから顔を覗かせた
「 あんま私に絡まないで 」
「 悪い噂たっても知らないよ 」
「 どこに行くんですか 〜 」と着いてくるキムミンギュに強く言い放った
MG 「 良いですよ。別に、田舎だし 」
そういう問題では無いのだ
キムミンギュと私が一緒にいるのを
昨日のおば様たちみたいな人が発見したら
まずは私を真っ先に悪く言うのが分かる。
「 そういう問題じゃない … 」
MG 「 だって俺 … 」
キムミンギュがなにか言おうとした時、
「 ちょっと !! ミンギュくん 、、!! 」
と、高く耳障りな声が私の脳を刺激した
「 どうしたの 、、、あんな子と喋って … ミンギュくんのお母さんが黙ってないわよ 」
街にたくさん湧いているお節介おばさん
「 あんな子 」と言う言い回しに腹が立った
MG 「 おばさん、Aさんの事勘違いしてるよ 」
「 そんな悪く言うような人じゃないのに … 」
とキムミンギュがおばさんへ言う
多分、勘違いしているのはキムミンギュの方だ。
「 あの、噂の事を言っているのなら それは事実ですよ。ですが他人はあまり干渉しないでください 」
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まかない(プロフ) - ハナさん» ウォヌならきっと素敵な所へ連れて行ってくれますよ。 (2022年10月31日 22時) (
レス) id: dc45bd17eb (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 初めまして！おぬくんのお話を探していた時に出会ったのですが、程よい儚さや話の流れが素敵すぎて、更新通知があると嬉しくなります……！これからも楽しみにしています。……私もおぬくんとどこか遠くに行きたいです（私情） (2022年10月31日 20時) (レス) id: bc43354b86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかない | 作成日時：2022年4月28日 20時
