魔女が一人。2【呪術廻戦】

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七海との通話を終了し、無事点滴も打たれたAはスマホを机に置いた。


そして窓の外を眺め、小さくため息をつく。


どんよりと曇っている空。さすがイギリスって感じだ。







あの後倒れた後すぐに救急車に運ばれたのだが、Aはうっすらとその時の周りの様子を記憶していた。


何が起こったのか、というような人々の顔、必死に心配する両親の顔、そしてボロボロになった元帳内を見て怯える人々。

彼らが戦いに慣れていないのはわかっていたが、さすがにちょっとだけショックだった。








『…あ、報告書書かなきゃ…めんどくさ』








呪霊が発生したので報告書を書かなければいけない。ここら辺はちゃんとしているのだ。


机の上に置いてあった紅茶を一口飲み、Aは片手で探り寄せたマックブックを開いた。









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【報告書】



先生：日下部篤也先生


作成日：2018年、ちょっと日付はわかりません

所属：東京高専2年

氏名：香月A


件名：たまたま遭遇した海外の呪霊の件について


報告内容：計二匹の呪霊と遭遇しました。片方は弱かったのですが多分もう片方の呪力をもらってるんだと思いました。


その与えている方は結構強いです。エンヴィー(Envy)、英語を話していて氷を操っています。
結構昔からいるみたいで相当強いです。今回は一匹に呪力を与えていたからかもしれないですが一応ダメージは与えられた。やったあ。


間隔をほぼ空けずに氷で色々作ってました。あと体術も結構強かったです。


最後に「またね」って言ってたからまた襲いに来るかもです。正直嫌です。



備考：必殺技を作ることができました。あと黒閃も確認できました。帳も下ろせました。




感想と反省：今日は沢山怪我もしましたがすごく成長できたなと思います。ご褒美に美味しいご飯いっぱい食べたいです。たのしかったです。





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