魔女が一人。2【呪術廻戦】

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『…命を賭けて？？それは流石にオーバーすぎじゃ…』


「いいえ、ちょうどいいくらいよ」







ただ考え方が狂っているだけか、それとも挑発しているのか。


Aの顔の曇り具合が尋常じゃなくなっている。







『う〜、頭痛くなってくる…一応聞くけどなんでそんなノリノリなの？』


「ようやく見つけてくれたのが貴方だから。やっと遊び相手が見つかったんだもん、沢山遊んでもいいでしょう？」







正直本当に何歳？？？？？


ただ理由が理由でついつい同情してしまうA。







『そっか』


「Aちゃんのお父さんが戦ってたのも見てたし、例のあの人のことも見てた。

それで、やっとAちゃんが見えてくれた。ありがとう」


『…どういたしまして(？)』







果たしてお礼を言うべきか、彼女はAを殺すとかいうゲームをしようとしてるからお礼は言わないべき？？？







「…だから早く始めましょ？」


『…ちなみに終わりは？』


「Aちゃんが死んで…そうだな、その綺麗な目をコレクション〜とか？」


『趣味悪…祓われるのは貴方、私はこんなところで死なないよ』







＿＿＿いつか死ぬ時は、こんな所じゃないといいな。







「…やっぱりバカだったみたい、そういう人ってすぐ死ぬのよ」


『そっちの方が頭沸いてるんじゃない？』


「はぁ？」







良く言えば素直、悪く言えば単純。


先ほどより機嫌を悪くした様子のエンヴィーが、眉を寄せたまま攻撃を始めた。







「氷撃の槌(アイスインパクト)」







巨大な氷のハンマーが4本も5本も落ちてくる状況。


いくら呪霊狩りを重ねてきたとしてもこの状況はレベルが違った。







『レダクト(粉々)！』







前がガラ空き。







「氷魔剣(アイスブリンガー)！」







一対の氷の剣が十字に構えられ、彼女はAを斬りつけようとしていた。







『フリペンド(撃て)』







Aは斬りつけられ、エンヴィーは撃たれ。


お互い深い傷を負ったまま一旦彼女たちは離れる。







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