魔女が一人。2【呪術廻戦】

命を賭けて遊びましょう ページ37

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『プロテゴ(護れ)！』

『 エクスパルソ(爆破せよ)』



「アイスメイク、盾(シールド)・床(フロア)」



『インセンディオ(燃えよ)』







いきなり飛んできた氷の矢をAが塞ぎ、代わりにエンヴィーを爆発させて。


そしてエンヴィーは爆発から自分を守って、床一面を凍らせる。


かと思えばAが全てを燃やして、床の氷を水へと変えた。







「…私が殺してきた誰よりも筋がいいわ。Msスラグホーン、お名前は？」


『Aです』


「Aちゃん。すごいわ、想像以上！すっごく殺しがいがありそう」


『…あー、ペットを傷つけられて怒ってるのは伝わった、ごめんなさい』


「…俺はペットじゃない、雇われだ」


『雇われなんだ…』







雇われとかあるんだ、呪霊に。初耳だわ。


先程の狼型の呪霊がそう呟き、Aはそんなことを考えていた。







『じゃあまず君から…セクタムセンプラ(切り裂け)』


「…ふふ、これで邪魔者も消えたわね」


『…元仲間に言うセリフ？』







さっきからAの表情は困惑一色である。


目の前で一人祓われたっていうのに、顔色も変えずむしろまだニコニコ。


そんな顔を見て、エンヴィーはにっこりと笑みを浮かべた。







「ふふ、かーわいい。

じゃあ始まりね、」







そうだな、例えば…命を賭けて！




ずっとずーっと遊びましょう？






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