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まず初めに今回の主役である大臣に挨拶。

対人用の貼り付けた笑みを浮かべて、「おめでとうございます」的なことを言い終わる。


これで帰っていいよね私?みたいな言葉は口の一歩手前で飲み込む。







「Aちゃん〜!久しぶりですね、こんなに大きくなって!ますますご両親に似て綺麗になってきたわ」


『…あ、お久しぶりです!お会いできて嬉しいです!』







誰だっけ。


なんていう言葉のもきちんと飲み込む。


話しかけてきた婦人の顔を見て談笑している彼女は、肩に乗っているそれを見て顔色を変えた。







『あ〜、あの肩にゴミがついてます』







取りますね、なんて言って背後に向かうA。


婦人の肩にゴミなんてついていない。代わりについているのは小さな呪霊である。



ぎゅっと手で潰して、パッパッと手を払い婦人の方へと向き直った。







『取れました、もう綺麗です』


「本当に?ありがとう」







ええ、だってそこに呪霊いたんだもん。祓ったしそりゃ綺麗になるよ。




婦人と離れると、彼女の周りにはさっきまで一緒にいた両親と離れたAに話しかけようとしている人が多数。


彼女自身その目線に気づいていないわけじゃないし、なんなら気づいているし誰か騒ぎ起こして注目集めてくれないかな…とまで思っている。







「…あの、」


「A」







勇気ある一人の青年が彼女に話しかけようとした時、凛とした声が彼女にかけられた。


声の主は彼女の父親。魔法界にある程度精通する人なら誰もが知っているであろう人である。







「おいで、あちらの人と話をしよう」


『はい…ああ、ちょっと待って虫が』







ある青年の背後で、彼女が手を鳴らした音__パンッ、という音が響き渡る。


さっきよりも比較的大きな呪霊が彼女によって消えていった。





『驚かせてしまってごめんなさい』


「あ、いいえ…」





彼女に微笑みかけられ、少し頬を赤くする青年。


彼の表情からは、ただ一つ“照れ“だけが読み取れて“恐怖“は感じられなかった。




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なんなん(プロフ) - そち。さん» えええ、まさかまさかロビさんに会えると思いませんでした…!閲覧ありがとうございます!! (2021年3月5日 17時) (レス) id: c1887ad742 (このIDを非表示/違反報告)
そち。 - え私もレドベルちゃん大好きです!!! (2021年3月4日 22時) (レス) id: aef3ed9d84 (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - 兎紀さん» 私もななみんと夢主の絡み結構好きです!!笑読んでくださりありがとうございます~~! (2021年3月1日 16時) (レス) id: 10e9d245a5 (このIDを非表示/違反報告)
兎紀 - ナナミンと夢主ちゃんの絡み可愛くて好きなのでこれからも出してもらえたら嬉しいです!!更新頑張ってください!(^^) (2021年3月1日 5時) (レス) id: 6d9d4e9d65 (このIDを非表示/違反報告)
花璋(プロフ) - なんなんさん» いえいえ!毎日更新お疲れ様です!最新話の帳の詠唱、出すタイミングカッコイイです(b・ω・)b (2021年2月26日 21時) (レス) id: 7ebade7fdf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なんなん | 作成日時:2021年2月14日 13時

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