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二番外野手、恵の送りバントに三番ファーストのパンダ。
そして、四番ピッチャーの真希。
「よし、三点」
気持ちいい音を立てて空高く飛んでいくボール。
『これホームラン??だよねホームランだよね!!』
Aのテンションは最高潮、椅子から立ち上がって大声を出した…と思ったら。
箒に乗った西宮がそのボールを平然とした顔でキャッチした。
「うわぁぁぁ、せっこ!!!」
『桃先輩せっっっっこ!!』
「おかか!」
「釘崎もどれー」
人数不足のため外野手は一名のみ呪術使用可能である。
「…キャッチャーか…捕球送球、リードフィールディングetc…
そして二回表。ついに出てきたのはあの男。
「だが俺が望むのは、投手虎杖との一騎打ちだ!!」
「東堂!」
四番キャッチャー、東堂である。
やっぱり高三には見えない。普通に大人ですって言われても信じちゃうレベルの彼を見ながらAはそう呟いた。
「約束してくれ、
『あ』
彼のほっぺたにボールが食い込んだ。痛そう。
そしてそのボールを投げたのは、我らが禪院真希である。
「ナイスピッチー」
「ナイッピー」
「真希さんナイッピー」
『ナイッピー(?)』
そして彼に降り注ぐ「ナイッピー」の海。#ナイッピーとは。
その場でただ一人東堂に駆け寄った悠仁は「東堂…っ、お前…!」と声を振り絞る。
「(めちゃくちゃ嫌われてるな…!)」
_____
「おおっ、間に合った!」
「狗巻先輩足速いんだよ」
「真依!三輪!盗塁あるのみよ!」
「すじこ」
五番セカンド、狗巻棘。
無事間に合い、大きな歓声を浴びる彼はAが構えるカメラに向かってピースサイン。
そしてその次、悠仁の出番。
Aは「彼ならなんかしそう」と期待を抱いていた。
そして彼女の予想は大当たり。
「入ったな」
「おっし!」
『…あ、これ勝った!?』
カキン、という音がたち、ボールが綺麗な線を描いて上空へと向かっていく。
これによって野球戦の勝者は東京校に決定。
30年度の交流会は東京校の勝利で幕を閉じた。
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なんなん(プロフ) - そち。さん» えええ、まさかまさかロビさんに会えると思いませんでした…!閲覧ありがとうございます!! (2021年3月5日 17時) (レス) id: c1887ad742 (このIDを非表示/違反報告)
そち。 - え私もレドベルちゃん大好きです!!! (2021年3月4日 22時) (レス) id: aef3ed9d84 (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - 兎紀さん» 私もななみんと夢主の絡み結構好きです!!笑読んでくださりありがとうございます~~! (2021年3月1日 16時) (レス) id: 10e9d245a5 (このIDを非表示/違反報告)
兎紀 - ナナミンと夢主ちゃんの絡み可愛くて好きなのでこれからも出してもらえたら嬉しいです!!更新頑張ってください!(^^) (2021年3月1日 5時) (レス) id: 6d9d4e9d65 (このIDを非表示/違反報告)
花璋(プロフ) - なんなんさん» いえいえ!毎日更新お疲れ様です!最新話の帳の詠唱、出すタイミングカッコイイです(b・ω・)b (2021年2月26日 21時) (レス) id: 7ebade7fdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なんなん | 作成日時:2021年2月14日 13時