魔女が一人。2【呪術廻戦】

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「性別不詳のおかっぱ坊主のガキンチョ…心当たりは？」


「なーし。適当こいてるだけじゃない？自白に強い術師いないの？」


「…そもそもなんで呪霊や部外者が天元様の結界抜けられたのよ」


「それは生徒達が相手にした特級呪霊のせいだと思う。」







特殊な気配を持ってる特級呪霊。それは限りなく精霊に近かった、という五条。


東堂の話だと植物に潜り込めたらしい。天元の結界は植物には通用しないだろう、と。







「天元様の術式って“守る“より“隠す“に全振りしてるから、懐に入られるとちょっと弱いよね」







それにしても、あまりにもしっくりこない襲撃理由。五条が首を傾げている間に歌姫の声が静かに響いた。







「…とりあえず今は学生の無事を喜びましょう」


「だが交流会は言わずもがな中止ですね」


「ちょっと、それは僕たちが決めることじゃないでしょ」







さも当たり前かのようにそういう夜峨に、小さくため息をつきながら五条はそういう。







「Aがうるさいよ、勝手に無くしちゃったら」







その言葉に一同、揃って首をかしげた。









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