魔女が一人。2【呪術廻戦】

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「わあ〜、女の子がいっぱい。モテモテだぁ〜！！」


「人の話聞いてんのかよ」


「援護は任せて。誤射されないよう気をつけなさい」


「オメェが気をつけろ！」




『ねえ、ちょっと真依ちゃん手貸して』


「無理、女なら自分一人で立ち上がりなさい」


『は！？鬼畜すぎぴえん』


「いつにも増してうるさい…ほら、手」


『やっぱり真依ちゃんなら助けてくれると思った〜。ツンデレ可愛い』


「撃つわよ？」








そんな軽口を叩きまくるjk三人。うるさい。


歌姫が「もうちょっと危機感持ちなさい！」と口を開こうとした時、バシュッと大きな音を立てて空の色が変化していった。








「帳が上がった…！？」


「マジぃ？30分も経ってなくない？

逃げよっ」








尻尾を巻いて逃げていく男を見て、「なんだったんだアイツ」と歌姫が呟く。


野薔薇はというと、フラフラと立っているAを支えていた。








「大丈夫ですか、Aさん」


『正直大丈夫じゃないけど大丈夫って言っとけばなんとかなるよ、大丈夫』


「ダメなんじゃん！」









止まらない野薔薇の小言に、追い討ちをかけるように説教を浴びせる歌姫と真依。



空に浮かんでいた五条による衝撃音が響き、歌姫がAの腕を掴んだ。








『え、なに』


「何って何？早く硝子のところ行くわよ」


『硝子さん絶対怒るじゃん…』


「当たり前でしょ。なんなら西宮もいるわよ」


『…西宮先輩にも悪いことしちゃって』


「ごちゃごちゃ言ってないで早く行くよ」


『ちょっと待ってそこ掴まないで歌姫せんせちょっと！！！！痛！！』








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