34『問題点の提示』 ページ41
『……やったぁぁぁぁぁ！！！』
私はピョンピョン跳ねながら喜びを露にする。
外！外！外！
その魅惑の言葉は私を虜にするのである。
ゼノさん、ありがとう！
ｸﾛ「そんなに嬉しいのか？」
少し驚いたようにクロロさんが訪ねる。
その質問に私は嬉々として答える。
『はい！イルミさんが私を外に出さないのは、少しだけ謎でしたがやはり窮屈でした！……ていうか、なぜクロロさんはイルミさんと電話出来るんですか？』
私は疑問を口に出した。
『電話は、自分が番号を教えた人にしか出来ないとイルミさんから習いました。でも、イルミさんは本当に限られた人としかしないと言っていました』
私は、クロロさんが……犯罪集団の長がなぜイルミさんと電話を出来るのか疑問だった。
只でさえ警戒心が強く、家族以外には心を開かないあのイルミさんが他人と電話なんて……とてもじゃないが信じられない。
私はどうなのだろう？
ふっと、その時そんな考えが頭をよぎった。
ｸﾛ「電話を知らなかったのか……興味深いな。
俺とイルミは利害が一致したときに協力してもらうような関係だ」
『利害？』
クロロさんの声で現実に引き戻される私。
つまり、クロロさんとイルミさんは……友達？
成る程、成る程。
友達か。
ｸﾛ「なんか誤解してないか？……まあいい。A、とりあえず一週間よろしく」
『はい、お世話になります！』
私は、ペコリとおじきをした。
まるで、さっき頭によぎった考えを追いやるように。
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まな板の鯛 - リクエストした者です。シリアスな上にイルミさんと主人公の関係も変動したりと楽しませていただきました。わざわざリクエストに答えて下さり有難う御座いました。 (2018年8月7日 13時) (
レス) id: cf96b918ea (このIDを非表示/違反報告)
アオクサ - まな板の鯉さん» リクエスト、ありがとうございました！ (2018年6月28日 20時) (レス) id: 3fc9aa63ee (このIDを非表示/違反報告)
まな板の鯉 - いつも楽しく読ませていただいております。リクエストと言ってもアバウトなのですがシリアスな話を小話でも構いませんので読んでみたいです。参考にならないような意見で申し訳ありません。 (2018年6月23日 13時) (レス) id: cf96b918ea (このIDを非表示/違反報告)
アオクサ - 天ノ弱な月猫さん» ありがとうございます！すごい励みになります、更新出来なくてすみませんでした (2018年6月21日 13時) (レス) id: 3fc9aa63ee (このIDを非表示/違反報告)
天ノ弱な月猫(プロフ) - 好きです！凄く好きです！凄く面白いし応援してます！更新待ってます！ (2018年6月13日 15時) (レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオクサ | 作成日時：2018年4月4日 13時
