40話 ページ41
『じゃあね、コナンくん』
「うん…!ありがとね」
コナンくんに手を振り
ちらっとポアロの方を見る。
『…やっぱいないよね』
もう店内は暗くなっていて
零の姿はもちろんない。
別に零と会ってどうするつもりもないけど
ただ、会いたい
そう思った。
家の前までくると庭にはRX-7が止まっていた。
そして玄関の前には
ドアにもたれかかっている零。
『零…どうしたの?』
「なんとなく」
いつもだったらなにそれとか言い返してるんだけど
今はもう…
『バイトって喫茶店だったんだね』
家に入ってソファに座り
少しでも気を紛らわすために
零に話しかける。
「あぁ、黙っててすまないな」
『そんなの今に始まったことじゃないでしょ』
馬鹿…零に当たるなんて。
こんなことを言いたかったんじゃ…
「A…?」
『私はあの人の娘だもんね、信用なんかできないんでしょ』
なんで
「なにかあったのか?」
『私は!……だれの味方なの…?』
これじゃあただの
「え?」
『私は…みんなの、ことをっ裏切ってる…』
泣き虫じゃない
また零になぐさめられて
「ほんとに、泣き虫なお姫様だ」
そう言い私を抱きしめる零。
いつもと違う慰め方。
でもこっちの方が
落ち着く…。
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舞鶴(プロフ) - 和美/美香さん» ありがとうございます!続編の方も更新いたしましたのでこれからも引き続きよろしくお願いします! (2019年6月4日 19時) (レス) id: 883e532b12 (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - 初めてまして、続き頑張って下さい。応援してます。 (2019年5月21日 13時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
舞鶴(プロフ) - 風華月さん» ありがとうございます!続編できましたのでぜひご覧ください! (2019年5月11日 20時) (レス) id: 883e532b12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞鶴 | 作成日時:2019年4月21日 0時