検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:79,097 hit

33話 ページ34

まて、落ち着け。


この子は今の変装した姿の私は知らない。


そのはずなのに


すんごい怪しんだ目でみてくるじゃ〜ん。


大人びた女の子はすごい怯えてるし。



「とりあえずお茶出しますからこちらに」

『あっうん』

「おねぇさんこっちこっちー!」



あんな組織にいると


こんな純粋な子供と話すのは初めてで


心が洗われるような気がした。



「えー!Aさんと付き合ってるんじゃないんですか?!」

「えぇ、僕はそういうことにしたいんですがね」

「きゃー!」

『変なこと言わないでよ…』



自己紹介を終えて歩美ちゃんと光彦くん、元太くんは


楽しそうに会話しているけれど


コナンくんと哀ちゃんすごい怖い目してる。


え、私そんな怪しい?


綺麗で優しいお姉さんだと思うけど!


哀ちゃんも一緒だとは思わなかった…


この子も


色々辛かっただろうな…。



「ねぇねぇAさんっていつどこで昴さんと出会ったの?」



そうか


こいつのせいか。


私が疑われてるのは。


コナンくんは沖矢昴が赤井秀一って知ってるんだもんね。


FBIで元黒の組織所属。


この子相手じゃ大学だって言えないし…。


でもここで負ける私じゃないぞ!



『バーで酔い潰れてたら隣で飲んでた昴さんが送ってくれたの』

「へぇーそれだけでタメ口で話すほど仲良くなったんだね?」



まだ折れぬか。


こやつ



『お礼に電話番号聞いたからね。それでよく会うようになったの』

「ほとんど私から誘っていましたがね」

「やっぱりねーちゃんに木があるのか?!」

「えぇ、だからわざわざ話しかけてこんなにアプローチしてるんですが…」

「きゃー!やっぱりー!」

『もう…』



そこまで言わなくても大丈夫だと思うけど。


こうやっていろんな女を落として来たのか。


おそろしやぁ〜。



「あなた達、そろそろ帰るわよ」

「えぇ!なんでー?!」

『私のことなら気にしないで。皆といるの楽しいし』

「そうですよ灰原さん!Aさんもこう言ってることですし…」



まだ疑われてるのかな…。


別に組織に引き渡そうなんて思ってないのに…



「…だめよ」

「えー」



結局子供達は嫌々ながらも帰ることに


なって残された私と秀一…


となぜか子供達と一緒に帰らなかったコナンくん。



『ぐぅ〜』



沈黙の中に壮大に鳴る私のお腹



「…そんなにお腹空いてるんですね」

『恥ずかしいからやめてよ…』

「じゃあさ…!」

34話→←32話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
125人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 降谷零   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

舞鶴(プロフ) - 和美/美香さん» ありがとうございます!続編の方も更新いたしましたのでこれからも引き続きよろしくお願いします! (2019年6月4日 19時) (レス) id: 883e532b12 (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - 初めてまして、続き頑張って下さい。応援してます。 (2019年5月21日 13時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
舞鶴(プロフ) - 風華月さん» ありがとうございます!続編できましたのでぜひご覧ください! (2019年5月11日 20時) (レス) id: 883e532b12 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:舞鶴 | 作成日時:2019年4月21日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。