君の隣にいるセカイ《こっちはB組だよ》【ヒロアカ】 (ページ4)

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第三話　簡単な説得ページ4

？？？「先生！！！
　俺らは頑張って雄英高校(ココ)入ったんですよ！？」
？？？「そうそう！編入とかありなんですかっ！？」

まぁ、そう言われるのもわかる。

駄菓子菓子。

私は転校という形ではないのだ。

どういうことかというと、
私は元々日本にいて、雄英高校の試験を受けたのだ。
君たちB組と同じ時に、同じ場所で受けた。

じゃあ、なんで違う時期に入ってきたのかというと、私の親が転勤で中国に行くこととなったのだ。
その為、合格はしたが、雄英高校に来る初登校日が遅れてしまった、というわけだ。

これをブラド先生がみんなにも話してくれたところ、みんなも納得してくれたようだ。

先程まで煽り散らかしていた、そちらの金髪青目のイケメン罵倒王子も納得してくれたようだ。

ブラド「＿＿＿＿というわけだ。」
？？？「まぁ確かに。A組の方が一人多いとは思ってた。」
ブラド「ちなみに、入試の順位は泡瀬の一つ後ろだ。」
？？？「！」

泡瀬洋雪だったっけ。
私は彼のことを一応覚えている。

ロボ同士をくっつけて、戦闘不能にしてた子だ。

順位の発表の時も、私はギリギリギリギリトップ10に入れず、悔しかった覚えがある。

案の定、顔は覚えていない。

真去「あの、洋雪って誰ですか？」
泡瀬「俺。
　っていうか名前知ってたんだ。」
真去「はい。
　一応同じブロックでした！」
泡瀬「…混ぜてたやつか。」

どうやら、入試の時のことを彼も覚えていたようだ。
長い間近くでロボを倒してたし、無理もないか。
私が、洋雪がくっつけたロボをぐちゃぐちゃに混ぜてたりしたしね。

覚えられてるって事は、目立ってたってことだ。
それはそれで良き！

ブラド「まぁ、ほとんどこのクラスの人は知らないな。
　そこで、自己紹介をしてもらおう。
　・名前
　・個性
　・好きなものを言っていってもらう。
　ではまず…」

皆「「「はい！！！」」」

ブラド「…誰からにする？」

完全に私に投げられた。

あ、みんなの視線が一気にこっちに…
鋭い視線をいくつか感じる…

とりあえずはベタな出席番号順で行ってもらおうかな。

真去「では、出席番号順でお願いします。」
？？？「ちぇっ…」

誰か今「ちぇっ…」って言ったな。

当てて欲しいのはわかる。
私もこういうのはベタな感じはあまり好きじゃないから。
でも、たまにはいいよね。

ブラド「では、出席番号順1番の泡瀬からだな。」

被っちゃったかな。