君の隣にいるセカイ《こっちはB組だよ》【ヒロアカ】 (ページ18)

今日:13 hit、昨日:5 hit、合計:291 hit

第十七話　謎マウントページ18

少し立ち話をしてしまったこともあって、後ろが詰まっていることに気がついた。

おそらく焦凍も気がついたのだろう、急いで受取口へ行く。

真去「さっきは被ってしまってすみませんでした。」
轟「いや、気にしてない。
　あと、騎馬戦、凄かった。」

あ、なんか褒めてくれた。

正直敵対心持たれてるかも...と思っていたからありがたい。

しかも褒められるとは。

真去「ありがとう！
　個性、半冷半燃だっけ？
　ハイブリット凄いね！」
轟「…。」

あれ、なんか禁忌に触れちゃった感じなのかな。

確かお父さんがエンデヴァーだったはずだ。

あまり炎使いたくなさそうだったのでそこには会話では触れないほうがいいのかもしれない。

真去「私の騎手が氷を作るじゃなくて「操る」個性だった
　から、相性悪いね。」
轟「ああ
　俺と当たる前に負けて欲しい。
　まぁ、当たるとしても決勝だけだけどな。」
真去「そっか。
　別のグループなんだね。」
轟「ああ。」

その後は特に喋ることはなく「俺はこっちだから。」と言って軽く返してお別れした。

そこにはちょっと伸びたラーメンの前に座っている3人がいて、ちょっと申し訳なくなった。

硬成はもう食べ始めてるし。

泡瀬「お、来た。」
円場「おせーよ！
　もう食べ始めてるからな！」
真去「ごめん！待たせた！」

流石に焦凍と話し込みすぎたかもしれない。

いや、話してた時間自体はそこまで長くはなかったか。

体育祭で初めて会ったし、さっき戦った人だったから、少し動揺してたのかもしれないな。

固まってる時間が長かったのかも。

回原「みんな麺だな。」
真去「確かに。」
鱗「ちなみに俺は豚骨ラーメン。」
泡瀬「俺は無難に塩。
　キャベツマシマシメンマなしカタメンワカメトッ
　ピングだ。」
円場「何そのスタバの呪文みたいなやつ。」

硬成のツッコミに、私が相槌を打っていると、何故だかテンション高めの回原に腕を掴まれて、
「俺はもっとすげえぞ！」
って目をキラキラさせながら言われたから聞くしかなかった。

回原「俺は、俺も無難に塩なんだけど、
　塩ラーメン、胡椒振りかけ塩分抑え目ワカメトッ
　ピングメンマとチャーシューマシマシ唐揚げ付き太
　麺！」

この言葉を合図に、謎にマウントの取り合いが始まった。

ちなみに私はカレーうどんなので、その争いに参加することもなく、ただ、服に飛び散らないよう麺を啜って会話を聞いていた。