転生したら、爆豪勝己の幼馴染になっていた。2 (ページ43)

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番外編　ホワイトデー3 ページ43

Aside

お風呂場を追い出された私は、タオルを持って自分の部屋へと向かった。

全く…ここまでびしょびしょになるとは思わなかった…。

取り敢えず風邪引くとまずい。早く着替えよう。

自分の部屋に入って、制服のボタンに手を掛ける。その時、ふと自分の胸元に視線がいった。

水に濡れたせいで制服が透けていた。=下着が透けて見えていた。

…………ゑ？？？？？透けてる…！？

私はそう気づいた瞬間、ぶわぁっと顔が熱くなった。

これ、勝己に見られてた…！？だから勝己は出てけって言ったの…？

まぁそうか…。きっと勝己は幼馴染の体なんか見たくないよね。こんなところ見せちゃって申し訳ない。

…あれ、なんか胸の辺りがキュゥッってなる。少し苦しい…これ何だろう？

恥ずかしさと申し訳なさと少しのモヤモヤを抱えながら、私は制服を脱いで濡れた体をタオルで拭いた。

Katsuki Bakugo side

勝己「クッッッッッッソ！忘れろ忘れろ忘れろ！！///」

俺は真っ赤になってAを風呂場から追い出し、猫共を洗いながら必死にさっきのことを忘れようとしていた。

だが、忘れようとすればするほど思い出しちまう。

あいつはさっき気付いてなかったみてぇだが、今絶対気付いてるはずだ。

流石に、クソ鈍感で天然なあいつでもこれぐらい分かるだろう。

思いっきり透けて見えてたしな…。///

Aは誰もが惹かれる顔面に性格、そして体を持っている。

おそらく見たのは、今までで俺1人だと思う。

変態だとは思うが、好きな女のあんな姿見たのは俺だけだと思ったら嬉しくて仕方ねぇし、真っ赤にならずにはいられないだろ。

あ゛ー俺絶対この猫を洗ってる湯より、俺の顔が熱い自信がある。

Aside

私は着替え終わり、気まずいながらも勝己がいるお風呂場へ向かった。

お風呂場に着くと、ちょうど勝己は洗い終わった猫ちゃん達を抱えて出てきた。

A「あ、あの…この子達洗ってくれてありがとう。ごめんね、任せっきりにしちゃって。」

勝己「……。」

え、無視ですか？ひどい…。

勝己「(ボソッ…にしろよ。」

A「へ？」

勝己「…ああいう姿見せんのは俺だけにしろよ。///」

勝己は、顔を林檎くらい真っ赤に染め、そっぽを向きながらそう言ってきた。