番外編 ホワイトデー2 ページ42
Aside
鳴き声を頼りに主を探していると、大きな橋の下へと辿り着いた。
そこには「拾ってください。」と書いてある段ボールが置いてあった。
A「勝己、開けてみよう。」
勝己「おう。」
勝己が段ボールの蓋を開けると、黒と白の毛玉があった。
ん？…なんか毛玉が動いてる…？
よく見ると、なんと黒と白の子猫ちゃん達だった。
お腹が空いて寒いからか「ミーミー」言いながら震えている。可哀想に…。
ってかこの子達、さっき勝己から貰ったぬいぐるみの猫ちゃん達と瓜二つだ…！
勝己「あ？子猫？…おいA、どうすんだよ。」
A「…可哀想だし、放っておけない。私、この子達引き取るよ。」
家は私1人しか住んでないし…。必要なものさえ買ってくれば大丈夫だと思う。
A「勝己、手伝ってくれる…？」
無理はしないでいいよと付け足すと、勝己はため息をつく。
勝己「はぁ…。わぁーったわ。」
A「勝己…ありがとう。…じゃあこの子達、私の家まで運ぼう。」
私は白い猫ちゃんを、勝己は黒い猫ちゃんを抱き上げて走り出した。
・
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A/勝己「はぁっ…はぁっ…。」
やっと着いた…。3�劼鬟離鵐好肇奪�&全力疾走はやっぱりきつい…。
でも、今ゆっくりしている暇はない。
まず、この子達の汚れている体を洗うため、私達はお風呂場に連れて行く。
続いて、私達は着ている制服の袖をまくり、靴下を脱いだ。
そして猫ちゃん達を洗うことになったんだけど…、
勝己「ってぇな！！何しやがるこのクソ猫！！」
A「やめてよ勝己、仕方ないでしょ。」
水が怖いみたいで、爪ですごく引っ掛かれてる…。
そのせいで、私も勝己も腕が傷だらけになってしまった。
勝己の腕からは少し血が滲んでしまっている。あとで治してあげよう。
そう思っていると、私が洗っている白い猫ちゃんが暴れだした。
すると、白い猫ちゃんはお湯がたくさん入っている桶をひっくり返してしまった。
A「ひゃっ…！」
勝己「！？A！？」
桶の中に入ったいたお湯は、私の首から下を全て濡らしてしまった。
A「びしょびしょになっちゃった…。」
勝己「…！テメェさっさと上がれ！！///」
A「え？」
勝己「いいからはよしろや！！///制服着替えてこい！！」
A「え…ちょ、」
顔を真っ赤に染めた勝己に、お風呂場を追い出されました。
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作者名：Maimai | 作成日時：2024年1月27日 21時
