転生したら、爆豪勝己の幼馴染になっていた。2 (ページ41)

今日:29 hit、昨日:45 hit、合計:10,874 hit

番外編　ホワイトデー1 ページ41

久しぶりの更新です。かなり遅れましたが、ホワイトデーの番外編作ります。多分バレンタインほど甘くないと思われます。

────────────────

Aside

バレンタインデーのちょっとした事件(？)から1ヶ月経った。

学校が終わり、今日も仲良く勝己と並んで帰る。

すると、勝己はぶっきらぼうに「ん。」と言って、私に向かって何かを突き出してきた。

それは、手のひらサイズで可愛らしい黒猫と白猫がぴたりと寄り添っているぬいぐるみだった。

A「？勝己、これどうしたの？」

勝己「あ？今日、ホワイトデーだろ。この前の礼だわ。」

A「あっ…そういえばそうだったね。」

最近忙しくてすっかり忘れてた…。

勝己「お前、ちぃせぇ頃から動物好きだろ？」

　

A「うん。…でも、もらっちゃってもいいの…？」

すごい可愛いし高そうなものなのに…。私なんかにいいのかな…？

勝己「さっきも言っただろーが。ん。」

A「わっ、ちょ、投げないでよ…！」

勝己は、それを優しめにポイッと投げてきた。

もう、落としかけて焦ったじゃん…。

でも、あのソフトボール投げたときのパワーで投げられなくてよかったよ…。

…それにしても、もふもふでつぶらな瞳をしてて本当に愛らしい。

A「…可愛い。ふふっ、ありがとう勝己。」

勝己「！おっ、おう…。///(お前の方がずっと可愛い…！！///)」

勝己が真っ赤になってるけど、なんでだろう？←

だいたい私といる時に、勝己は顔を赤くするんだよね。不思議だ…。

・

・

・

私たちの登下校ルートには河川敷がある。

小さい頃は、捨て犬か捨て猫がいないか、よく勝己と一緒に探し回ったんだよね。懐かしい。

今日もそこを何気なく通ろうとした。

すると、どこからか何かの鳴き声が聞こえてきた。

A「…あれ？なんか聞こえない？」

勝己「あぁ、あっちじゃねぇか？」

A「そうだね、行ってみようよ。」

私たちは鳴き声のする方向性へと、足を運んだ。