転生したら、爆豪勝己の幼馴染になっていた。2 (ページ5)

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第51話ページ5

Aside

教室に戻って席に着くと、出久も遅刻ギリギリで教室に入ってきた。

出久がやってきてから、すぐに先生が教室に入ってきた。

先生「えーお前らも3年ということで！！本格的に将来を考えていく時期だ！！今から進路希望のプリントを配るが…皆！！！だいたいヒーロー科志望だよね。」

先生がそう言うと、みんな「ハ～イ！」と言いながらそれぞれの個性を発動した。

それに紛れて私も、手のひらから少しだけ炎を出す。さすがに大きい炎だと学校燃えちゃう。

でも、ちょっとうるさいなぁ。そう思っていると、勝己が口を開いた。

勝己「せんせえー『みんな』とか一緒くたにすんなよ！俺はこんな『没個性』共と仲良く底辺なんざ行かねーよ。」

自信満々に言う勝己に、みんなからブーイングが起こる。勝己はそれを見て「モブがモブらしくうっせー！」と言っていた。モブじゃないけど、確かにうるさいのは事実だ。

先生「あー確か爆豪は…『雄英高』志望だったな。」

先生がそう言ったら、みんな驚いてざわつき始めた。

勝己「そのざわざわがモブたる所以だ！模試じゃA判定！！あのオールマイトをも超えて俺はトップヒーローと成り！！必ずや高額納税者ランキングに名を刻むのだ！！！」

先生「あ、そういやあ緑谷と上杉も雄英志望だったな。」

その場に気まずい沈黙が流れる。え、雄英受けちゃダメだったかな？←

そう思っていたらクラスのみんなが笑い始めた。

「はああ！？上杉は分かるけど緑谷あ！？ムリっしょ！！」

「勉強できるだけじゃヒーロー科は入れねんだぞー！」

出久「そっ…そんな規定もうないよ！前例がないだけで…。」

出久がどれだけ努力してるか知らないのに。みんな出久を無個性だからってバカにして。何が面白いんだろう。私は少し苛立ちを覚えた。

すると、勝己は出久を机ごと爆破し出久を吹っ飛ばした。

勝己「コラァデク！『没個性』どころか、『無個性』のテメェが、何で俺やAと同じ土俵に立てるんだ！？」

出久「待っ…違う待ってかっちゃん。別に…張り合おうとかそんなの全然！本当だよ。ただ…小さい頃からの目標なんだ…。それにその…、やってみないと分かんないし…。」

勝己「なァにがやってみないとだ！！！記念受験か！！てめェが何をやれるんだ！？」

勝己は怒鳴り、出久は怯えている。私が止めないと…。