転生したら、爆豪勝己の幼馴染になっていた。2 (ページ38)

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番外編　バレンタイン1 ページ38

１週間遅れたけど、バレンタインの番外編を作ります。かなり甘々です。苦手な方は飛ばしてください。

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Aside

明日はバレンタイン。私は1－Aのクラス全員にチョコをあげようと思う。

みんなのことは好きだけど、なんだか勝己にだけは本気であげたいと思う。なんでだろう？

不思議に思いながら私はチョコを作りに台所へと向かった。

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バレンタイン当日

私は、帰る前にクラスメイト全員に昨日作ったチョコを渡した。

女子からは思いっきり抱き着かれ「ありがとうA！大好き！」とか「大事に食べるね！」と言われた。苦しいけど、喜んでくれてよかった。

一方の男子は顔を赤くしながらもお礼を言ってくれた。峰田くんは目を充血させながらチョコをベロベロと舐めまわしていた。…なんか、気持ち悪い…。←

出久は真っ赤な顔をしながらも笑顔でお礼を言ってくれて、焦凍は優しく微笑みながらお礼を言って頭にポンと手を置かれた。

焦凍に頭を撫でられたの初めてかも…。それにしても、なんだかくすぐったいな…。

私が頬を緩ませていると、後ろから爆発音とともに大きな舌打ちが聞こえた。うん…まぎれもなく勝己だよね。

勝己「チッ…おいA！帰んぞ！！」

A「わっ…ちょ、痛い…！」

やっぱり勝己だ。そう思っていると、手首を強く握られ、私は教室の外へと引きずり出されてしまった。

「「「「「(爆豪、嫉妬かよ…。)」」」」」

帰り道

少し歩いてから勝己はやっと手を放してくれた。全く、血止まると思った…。

勝己は機嫌が悪そうにどすどすと歩いている。…あ、そうだチョコ渡そう。

A「ちょっと待って勝己。…はいハッピーバレンタイン。」

勝己「…！おう。」

勝己に赤くラッピングされたチョコを渡すと、勝己は驚きながらそれを受け取ってまじまじと見ていた。

A「あれ…？もしかして要らなかった…？」

勝己「…ンなわけねぇだろが。(嫉妬したなんてクソダサくて言えねぇ…！！)」

A「そう？でも受け取ってくれてよかったよ。」

「要らねぇ」って言われて爆破されると思った…。

勝己「…おいA、今から家来い。」

A「え…いきなりお邪魔しちゃって大丈夫なの？」

勝己「大丈夫だから言ってんだわ。」

A「…じゃあお邪魔させてもらおうかな。」

そう話して私たちは爆豪家へと向かった。