転生したら、爆豪勝己の幼馴染になっていた。2 (ページ33)

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第79話ページ33

Aside

私は迷わず治癒を使い、自分にできることの最大限を行った。ごめんね…切島くん、瀬呂くん。戦う前にこんなに個性使っちゃって…。

でも、放っておけなかった。みんな大切だから。勝己も出久も雄英でできた友達も…！

みんなみんな私を大切にしてくれた…！私もその期待にこたえたい…！

でも、担架ロボに「あとはリカバリーガールがやります。」と言われて止められた。

私は仕方なく担架から離れ、保健室へと運ばれていく出久をただただ見つめていた。

ふと勝己の方を見ると、「出久に負けたことが信じられない」と呆然しながら、絶望していた。私には気付いていないみたい。

すると、だんだん勝己は過呼吸になっていった。私が駆け寄る前に、オールマイトが手を勝己の肩に置いた。

オールマイトの手が置かれると、勝己は呼吸を取り戻し、私たちは好評をするためみんなが待っている部屋へと戻った。

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オールマイト「まあつっても、本戦のベストは飯田少年だけどな！」

オールマイトがそう言うと、飯田くんがとても驚いていた。

梅雨「勝ったお茶子ちゃんか緑谷ちゃんじゃないの？」

オールマイト「う～んそうだなぁ～。なぜだろうなぁ？分かる人！！」

私分かりますけど、ちょっと挙手苦手なのでやめときます。すると、百ちゃんが手を挙げた。

百「はい。オールマイト先生。それは、飯田さんが一番状況設定に順応していたからです。

爆豪さんの行動は、戦闘を見た限り私怨丸出しの独断。そして先ほど、先生がおっしゃっていた通り、屋内での大規模攻撃は愚策。

緑谷さんも同様、受けたダメージから鑑みても、あの作戦は無謀としか言いようがありませんわ。

麗日さんは中盤の気のゆるみ、最後の攻撃が乱暴すぎたこと。ハリボテを核として扱っていたらあんな危険な行為はできませんわ。

ある程度対策をこなし、核の争奪をきちんと想定していたからこそ、飯田さんは最後対応に遅れた。」

飯田くん、胸抑えてめっちゃ感動してる…。よかったね。

百「ヒーローチームの勝ちは、『訓練だ』という甘えから生じた反則のようなものですわ。」

おーさすが百ちゃん。私の考察と同じだ。

オールマイト「正解だよ！くぅぅ～！！」

百ちゃんの言葉にみんな感心したが、勝己だけは百ちゃんの言葉にまた呆然として、下を向いていた。