第50話 ページ4
Aside
校長｢急に呼び出してすまないね上杉くん。｣
A｢いいえ、お気になさらないでください。それで、お話とは？｣
先生｢上杉、実は君に雄英高校から推薦が来ているんだ。｣
A｢え…！？雄英って…あの雄英ですか？｣
校長｢うむ。成績表などを見せてもらったが、君は成績も運動も抜群にずば抜けている。ヒーロー向きな素晴らしい個性も持っているし、君は上杉謙信公の遠いながらも子孫。必ずいい成績を残せるだろう。雄英に入るのは悪い話ではないと思うんだ。どうだい雄英？｣
担任｢先生も素晴らしいと思う。受けてみたらどうだ？｣
こんな平凡な中学校から雄英高校への進学、しかも推薦入学か。
本当に嬉しいし、びっくりだ。私は確かに雄英を受けたい。あの雄英からの推薦ってなかなかとれるものじゃないし、本当にいい話だ。
だけど、私は「推薦入学」で入りたいとは思っていない。推薦を蹴って「自分の力」で雄英に入るんだ！
A「お気遣い、ありがとうございます。…ですが、推薦は受けられません。」
校長「…！？なんでだい？」
A「私は『自分の力』で雄英に受かりたいんです。なので推薦は受けず、自分の力で受験します。」
私の真剣な目を見て、二人とも納得してくれたようだ。
先生「…そうか。残念だけど、頑張れよ！」
校長「その心意気、素晴らしいよ上杉くん。…頑張ってくれたまえ。」
A「はい…！ありがとうございます…！」
応援してくださってる…。嬉しい…。
先生「じゃあ教室戻ろうか。」
A「はい。失礼いたしました。」
嬉しい気持ちを胸に抱きながら、教室に戻った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 83人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Maimai | 作成日時：2024年1月27日 21時
