転生したら、爆豪勝己の幼馴染になっていた。2 (ページ28)

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第74話ページ28

Aside

私のヒーローコスチュームは、和風で着物を模した軍服ワンピース。

黒生地に白いラインが入れられている。ほんのちょっとチェーンがかけられ、少しだけボタンと星が縫い付けてもある。

家ではよく着物を着ているから、着物に似たものを作ってもらった。

そして、相手の攻撃を受けても破れにくく、自分の個性を最大限に生かせるよう、とても丈夫に作っていただいたらしい。

袖が着物のようにひらひらできて、スカートは袴のようでありながらもブレザーみたいだった。

自分で言うのもなんだけど、結構かっこいいしおしゃれだと思う。

というか、さっきから周りの目線がすごい。女子みんなは私の周りに集まって「似合ってる」とか「超可愛い」と言ってくれる。

って、みんなの方が似合ってるし可愛いよ…？私のやつはあくまでコスチュームがかっこよくて、私自身が着るとそうでもないから。

そう思っていると、勝己がやって来て私を怒鳴った。

勝己「おいA！てめなんつー格好しとんだ！」

A「え…そんなにひどい…？」

ちょっとショックなんだけど…。でも、まあ無理もないか。目の前にいる勝己の格好のほうがかっこいいし。私は魅力的じゃないし。←

勝己「っいや別にそーじゃねーけど…。だぁぁぁあクッソ！！///」

A「…？」

何で顔赤くして怒鳴ってるんだろう。気づけば、勝己だけじゃなく周りの女子も男子も顔が赤い。私何かしたっけ…？何もしてないんだけど…。

私が頭の上に「？」を浮かべていると、出久がやって来た。それにしても、オールマイトそっくりなコスチュームだ。出久らしいな。