転生したら、爆豪勝己の幼馴染になっていた。2 (ページ26)

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第72話ページ26

Aside

A「よかったね出久。これからも頑張ろう。」

出久「うん…！」

相澤「緑谷。上杉の治癒で治ってるとは思うが、一応保健室行って婆さんに診てもらえ。明日からもっと過酷な試験が目地通しだ。覚悟しとけ。」

そう言って相澤先生はすたすたと学校へ戻ってしまった。

私も帰るか。はあ疲れた。早く中に行って休もうと思いながら、私は更衣室へと向かった。

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女子更衣室

響香「A、すごかったね。1位おめでとう。」

A「ありがとう響香ちゃん。でも響香ちゃんもすごかったし、かっこよかったよ。」

響香「そ、そう？やだ、やめてよ。」

私が純粋に褒めると、響香ちゃんは少し顔を赤くしながら耳のイヤホンをいじり始めた。可愛い。

すると、他の女子たちも集まり始めた。

三奈「ねぇねぇ、アタシ芦戸三奈！よろしくね！」

透「私、葉隠透～！」

梅雨「蛙吹梅雨よ。『梅雨ちゃん』と呼んで。」

百「八百万百ですわ！よろしくお願いいたします！」

一人ずつ自己紹介をしたら、あっという間にみんな仲良くなった。みんな明るく優しく接してくれて嬉しい。そして、みんな可愛い。私は思わず微笑んだ。

A「ふふっ、私は上杉A。よろしくねみんな。」

そう言うと、四方八方から「可愛い！」と言って抱き着かれる。なんかこの光景、昔の轟家でもみたことあるような…。というか、私じゃなくてみんなの方が可愛いよ…？

そんな感じで着替えを終え、みんなで更衣室から帰って来た。

教室で荷物をまとめ、少し機嫌が悪い様子の勝己と一緒に帰る。

教室を出ると、後ろからみんなが手を振ってバイバイと言ってくれた。

私は嬉しくなって手を振り返し、改めて勝己に並んで歩き始めた。

温かくて優しい子達と友達になれるって、こんなに嬉しかったんだ…。私は心がポカポカと温かくなった。

両親が亡くなってから、しばらく喜びを忘れていたかもしれない。

私が頬を緩ませていると、その私の顔を見て勝己は真っ赤になっていた。昔から思ってたけど、私の顔って他の人の顔が赤くなる効果あるの？(←作者「Aちゃんはかなりの天然で鈍感です！」)

A「？なんで顔赤くなってるの？」

勝己「ハッ…！っ～～！！！ンでもねぇわボケ！///」

A「？そう？」

なんか更に機嫌悪くしちゃったかな…？そんなやりとりをして私たちは家へと向かった。