転生したら、爆豪勝己の幼馴染になっていた。2 (ページ24)

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第70話ページ24

Aside

私はびっくりしながらも出久を見る。

出久「先生…！まだ…、動けます…！」

出久がそう言うと、相澤先生の出久を見る目が変わった。

お茶子「やっとヒーローらしい記録出たよー！！！」

天哉「指が腫れ上がっているぞ。入試の件と言い、おかしな個性だ。」

優雅「スマートじゃないね。」

パワーがすごかったな、あの力…。でも、なんだろうあの指…、腫れてるな。

私はチラリと隣を見ると、勝己がすごい顔をして口をあんぐりと開けていた。

無理もない。出久の幼馴染2人である私たちは他のみんなよりも一番驚いていた。

勝己「どういうことだ…、コラァ！理由を言えデクてめぇ！！！」

A「あ、ちょっと、勝己…！」

勝己は走り出していた。私は止めるのが遅く、言った時にはもう勝己は出久の近くへいた。

いつもだったら止められていたんだろうけど、私は驚きと動揺でボーっとしていた。

すると、また相澤先生が個性を発動して勝己を拘束する。

勝己「くっ…！ンだ、この布は…、硬ぇ…！！」

相澤「炭素繊維に特殊合金の鋼線を編み込んだ捕縛武器だ。…ったく、何度も何度も個性使わすなよ…。俺はドライアイなんだ。」

「「「「「(個性すごいのにもったいない！！！)」」」」」

相澤「…時間がもったいない。次準備しろ。」

相澤先生がそう言って勝己を離した。私は勝己に駆け寄る。

A「勝己、大丈夫…？」

勝己「…A。デクに個性があるって知ってたンか。」

勝己は下を向きながらそう聞いてきた。

A「…ううん、今初めて知った。…今までなかったはずなのに…。」

勝己「…お前も知らなかったんだな。」

そう言って勝己は後ろを向き、出久を激しくにらむ。

私も勝己の気持ちは何となく理解することができた。

本当にいつから個性あったんだろう…。雄英受かる前から？そうでないと雄英はほとんど受かることができない。

でも、なんで言ってくれなかったんだろう。騙していたとは思えない。出久が個性を持っていたなんて、今の今まで知らなかった。

A「…ごめん、ちょっと行ってくるね。」

勝己「…チッ、おう…。」

舌打ちをされながらも私は出久の方へと向かった。