転生したら、爆豪勝己の幼馴染になっていた。2 (ページ21)

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第67話ページ21

Aside

「「「「「個性把握テストォ！？！？」」」」」

お茶子「入学式は！？ガイダンスは！？」

相澤「ヒーローになるなら、そんな悠長な行事出る時間ないよ。」

先生がそう言うと、みんな「えぇ…。」みたいな発言をする。まあ確かにその通りだ。

ヒーローはいつだって命懸けだもんな。お父さんお母さんもそうだったから。

相澤「雄英は自由な校風が売り文句。そしてそれは先生側もまた然り。お前たちも中学のころからやってるだろう？個性使用禁止の体力テスト。」

そう言って先生は、私たちにスマホを向けて体力テストの種目を見せる。

相澤「が、いまだ確執的な記録を取って平均を作り続けている。合理的じゃない。ま、文部科学省の怠慢だな。」

なるほど、個性ありで体力テストをやるんだ。なかなかやりがいはありそうだな。

相澤「実技入試成績トップは爆豪と上杉だったな。」

え、私も？まさかお手本としてなんかやらされるの？

勝己/A「おぅ。/はい。」

相澤「お前ら、中学の時ソフトボール投げ何メートルだった？」

勝己「67ｍ。」

A「64ｍです。」

私たちがそう言うと、周りから「え、やばくね！？」と声が聞こえた。

相澤「んじゃ、個性を使ってやってみろ。」

え…恥ずかしいからあまり人前でやりたくないんだけど…。しょうがないか…。

私と勝己はそれぞれの円へと入ってボールを渡された。

相澤「円から出なきゃ何してもいい。投げろ。思いっきりな。」

勝己「んじゃあまぁ…。死ねぇぇぇぇええ！！！」

A「…。」

「「「「「(死ね…。)」」」」」

死ねって…。ボール投げながら死ねって言う人いる？隣で呆れ顔をしながら私も、台風並みの風の威力をのせて思いっきり投げた。それは向こうの山を越えても高さが落ちることはなかった。←

相澤「まず、自分の最大限を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段。」

《705.2ｍ》《∞》

勝己「ンでお前の方がいい記録出してんだよ！」

A「いや、たまたまだから…！」

私たちの結果をみんなに見せると、歓声が沸き上がった。「705ｍとか∞ってマジかよ…。」「なにこれ！面白そう！」などとみんな盛り上がっていた。