第65話 ページ19
Aside
A「痛った…！なんで叩くの…！」
勝己「何でもクソもねぇわ！テメェが俺の胸元触るからだろ！！」
A「え、そんなに嫌だった…？ごめん…。」
勝己「っ！だぁぁクソがぁぁぁ！！」
こんな茶番をしていたらあっという間に時間は過ぎた。早く登校しないと…！
A「早く行かないと間に合わない…！」
勝己「わぁーってるよ！」
私たちは走って家を飛び出した。
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ひたすら走って雄英に着き、クラス分けの紙を見る。
A「う、う、う……あ、あった。上杉A。1-Aだ。」
勝己「俺もお前と同じクラスだわ。」
A「本当？やったね。」
嬉しいし安心する。そう言うと、勝己はまたもや顔を赤くした。
私はそんな勝己の顔を見て不思議に思いながら、2人で1-Aの教室へと向かう。
全力で走ってきたため、意外と時間に余裕があった。
私たちは教室の前に着いた。それにしてもこの扉、大きすぎない…？扉を開けて、教室へと入る。教室に入ると、懐かしい顔が。
響香「A、やっほー！」
A「あ、響香ちゃん。同じクラスだったんだ。嬉しい。」
響香「ウチもAが同じでよかったよ。」
響香ちゃんに久しぶりとあいさつをする。響香ちゃんと話し終えると、私がすごく会いたかった人が入ってきた。
A「！焦凍…！久しぶり。同じクラスなんだね。よかった。」
焦凍「！A…！会いたかった…。」
そう言って焦凍は私の元へとやって来た。背は高くなり、かっこよくなっても昔から可愛さは変わらないなぁ。
焦凍「髪留め…つけてくれてるんだな。」
A「うん、もちろん。」
しばらく焦凍と話していたら揉めている声がした。そっちを向くと、入試で見たメガネの真面目そうな人が勝己を注意していた。
？「机に足をかけるな！！」
勝己「あぁ？」
声がした方を向くと、入試で見たメガネの真面目そうな人が、勝己を注意していた。
A「…ごめん焦凍。ちょっと行ってくる。」
焦凍「分かった。」
私は焦凍と離れ、揉めている幼馴染の方へと足を運んだ。
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作者名：Maimai | 作成日時：2024年1月27日 21時
