転生したら、爆豪勝己の幼馴染になっていた。2 (ページ16)

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第62話ページ16

Aside

朝ごはんを食べ終えると、急いで食器を洗い、荷物を持って靴を履き、玄関の鍵を閉めて私達は学校に向かった。

すると、途中で出久に会った。

A『あ、出久。おはよう。』

出久「Aちゃんにかっちゃん、おはよう！！僕、雄英受かったよ！！」

A「…本当？よかった。おめでとう出久。」

勝己「ンだとテメェ、なんで…！」

私が心からおめでとうと言うと、勝己が「納得がいかない」と言う目で、出久ギロっと睨んだ。

出久「ひっ…！」

A「ほらやめて勝己。」

私は急いで勝己をたしなめる。そうすると、出久は私をとても褒めてくれた。

出久「ご、ごめんね。…でも愛唯ちゃんはすごいや。筆記も実技も首席だったんでしょ？」

A「ありがとう。でも首席は勝己と同じなんだ。」

と言ってチラリと勝己の方を見ると、「…フン。」と言ってそっぽを向いた。

こんな光景を見てると、私はこの2人とずっと一緒に居れて本当に嬉しいと思う。

A「これからも、3人一緒だね。頑張ろう。」

出久「うん…！頑張ろうね！」

そう言いながら私たちは校門を通った。

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6時間目の授業後

勝己「…そういや放課後、俺ら呼び出されてたよな。」

A「あ、そうだったね。大体想像つくけど。」

私と勝己と出久は校長室に呼び出されていた。でもなんとなく話の内容は分かる。

私たちは3人で校長室へと向かった。

校長「ウチの中学から雄英進学者が3人も出るとは！特に緑谷は奇跡中の奇跡だな。」

出久「ありがとうございます…！！」

出久は涙ぐみながらすごく頭を下げていた。オールマイトの通っていた、倍率300偏差値79の超難関高校の雄英に受かったのだから本当に嬉しいのだろう。実際に私もすごく嬉しかった。

たくさん褒めちぎられた私たちは無事に帰ることとなった。

A「やったね二人共。」

私は小さくガッツポーズを作り微笑む。

出久「うん！本当に嬉しい！」

出久も満面の笑みを浮かべる。そして、家に帰ろうとすると勝己が止めた。

勝己「おいA、ちょっとデクに話あっから正門の前で待ってろ。」

出久「え…！？」

勝己は出久を指さしてそう言った。出久はびっくりしている。これ、いじめるやつだ。