転生したら、爆豪勝己の幼馴染になっていた。2 (ページ11)

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第57話ページ11

Aside

そして私たちは受験番号が書かれたカードを配られる。

勝己「ダチ同士で協力させねぇってことか。」

出久「ほんとだ。受験番号連番なのに演習会場が違うね。」

勝己「見んな、殺すぞ。」

A「また言った。すぐ殺すって言わない。あとここで喧嘩しないで。」

勝己をなだめながら説明を聞いた。演習会場はA～Gまであって、攻略難易度に応じてポイントを設けた仮想敵がいるんだって。個性を使って仮想敵を戦闘不能にして、ポイントを稼ぐらしい。そして、ポイントが高ければ合格だ。

この日のために、勉強だけじゃなくトレーニングも個性も結構極めてきた。今からその成果を発揮しないと…！

A「2人とも頑張って。またあとでね。」

勝己「あぁ。」

出久「うん…。」

勝己は自信満々に返事をしたけど、反対に出久は自信の無いようだった。

A「出久、不安なのは私もみんなも同じだよ。大丈夫。出久ならきっと受かるから自信もって？」

出久「…わ、分かった！」

出久は決意をしたような顔でそう言った。私と出久を見て、勝己は舌打ちをする。私も負けていられない。頑張らなきゃ。

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私が演習会場に向かうと、たくさんの人でいっぱいだった。人混みあんまり得意じゃないんだけどなぁ…。あ、そうだ作戦練ろう。

風の個性を使って上空へ飛んで、3P敵を見つける。個性を考えて使い3P敵をどんどん倒したら、道端にいる1P、2P敵は多分弱いはずだから蹴散らそう。少しでもいいからポイントを稼ぐんだ。

こんな感じかな？よし、ちょっと準備運動…。

プレゼント・マイク「ハイスタートー！」

え…いきなりスタート…！？カウントダウンないんですか！？やばい前に出ないと！

私は1人で前に出た。その少し後に、ドドドドと後ろからみんなが走ってくる音が聞こえた。