第47話 ページ49
Katsuki Bakugo side
ずっとずっと正体が分からなかったこの気持ちは、「Aが好き。」だった。
だけど、今伝えるべきじゃねぇ。今はこいつの問いに答える。
勝己「…お前が大事だからだ！」
A「…！」
俺はデカい声で気持ちを伝える。
勝己「俺が守ってやるから…！大丈夫だA！辛くなったら、俺を頼れや！」
A「っ…！」
次の瞬間、その一言で涙腺が崩壊したように澄んだオッドアイの瞳からは涙が次々と流れていった。
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Aside
勝己〈俺が守ってやるから…！大丈夫だA！辛くなったら、俺を頼れや！〉
この言葉に私は救われた。初めて誰かを支えていきたいと思った。
私を大事に思っていてくれた人が隣にいて、すごく安心した。
私、みんなが幸せになれる世界を作っていきたい。勝己がそう決心させてくれた。
私みたいに大切な誰かを失って泣いている人がいなくなるように。そうしていけたらいいな。
散々泣き腫らした後、勝己は手をつないで爆豪家に連れて行ってくれた。迷惑かけたくなかったのに…。
でも、光己さんも勝さんも家族を失った私を、温かく迎え入れてくれた。また、涙がこぼれそうだったけどそれをこらえた。
今日は空いている部屋がなかったので、勝己のベッドで一緒に入っている。
A「ごめんね勝己…。」
勝己「…何がだよ…。」
A「何がって…、迷惑かけちゃって…。」
勝己「…あのな、全然迷惑でもないし、さっきも言ったけどもっと頼れ。あと…『ごめん』より『ありがとう』って言えや。」
そう言って勝己は頭を撫でてくれる。あぁ、なんで勝己はそんなに優しいんだろう。
A「っうん…。ありがとう勝己…。」
両親が亡くなってから、弱々しくも初めて微笑むことができた。
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Maimai - リクエストありがとうございます。もう少し物語が進んだら作らせていただきますね。これからもこの小説をよろしくお願いいたします！ (1月15日 21時) (
レス) @page30 id: 635df37f28 (このIDを非表示/違反報告)
H.M - とても面白いです！高校生になったら、「勝己が幼児化したら」という番外編やっていただきたいです。これからも頑張ってください！ (1月14日 6時) (レス) id: 35314696c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Maimai | 作成日時：2023年12月25日 0時
