第38話 ページ40
Katsuki Bakugo side
まさか、菓子ごときで間接キスとあーんが起こると思っていなかった。
Aの食べかけクッキーを食うと、苦いと聞いていたが甘く感じた。
中々抹茶も美味ぇ。けど、なんで甘いんだ？Aが食べた後だから？なんでAが食べた後は甘く感じるんだ？
そんなことを考えても答えは出なかった。
赤い顔をごまかそうと思って菓子を食べ始めたのに、こいつは爆弾を何回も投下しやがって。
だけど、不思議と嫌な気分はしなかった。なんでだか最近の俺は変だ。
他のやつとなんかは絶対にこんなことしたくねぇ。でも、Aだと嫌じゃねぇし、むしろ嬉しいと思う自分がいる。本当になんでだ？
俺はそんなことを思いながら、Aと菓子を食べてジュースを飲んだら、ゲームをやった。
Aはゲームを始めてやるらしいが、教えてやったら一瞬でプロみてぇにできるようになった。こいつ、本当に初心者か？
今は俺と対戦して、互いに譲らないところだ。
勝己「くらえっ！あっ、よけやがってコノヤロー！」
A「わっ危ない…。そんな簡単にやられないよ。」
・
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結局、10戦やって5勝5敗だった。終わるともう夕方になっていた。
A「今日はありがとう、勝己。楽しかったよ。」
勝己「おう。また来いや。」
「俺も楽しかった。」とは言えなかったが、「また来いや。」と言うことができた。来てほしいのは事実だ。
Aはババアにも礼を言って、手を振りながら帰って行った。
揺れるAの髪には、水色の髪留めが輝いていた。
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Maimai - リクエストありがとうございます。もう少し物語が進んだら作らせていただきますね。これからもこの小説をよろしくお願いいたします！ (1月15日 21時) (
レス) @page30 id: 635df37f28 (このIDを非表示/違反報告)
H.M - とても面白いです！高校生になったら、「勝己が幼児化したら」という番外編やっていただきたいです。これからも頑張ってください！ (1月14日 6時) (レス) id: 35314696c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Maimai | 作成日時：2023年12月25日 0時
