第36話 ページ38
Katsuki Bakugo side
俺がババアのクソうるせぇ声に呼ばれて下に行くとAが来ていた。
久しぶり会ったAは、なんだか大人びていて、なんか知らんけど強くなってそうに見えた。
俺が部屋まで案内してテキトーに座らせると、Aの髪留めがいつもと違うことに気付いた。
俺が聞くと、友達からもらったっつってた。何故か知らんけど俺はそいつにイライラした。
だが、Aを写し取ったような、青色をした飾り紐の髪留めは、Aの髪だけでなく、Aそのものに似合っていた。
俺は噛みまくって顔が赤くなりながら「似合ってる」と言うと、Aは「ありがとう」と言ったが、そのあと、髪留めが綺麗だと言った。
俺は「お前のほうが可愛いし綺麗だ。」と思っていたら、声に出ていたらしい。
だけど、Aには聞こえていなかったみたいで助かった。
つい怒鳴っちまったが、Aは「なんか怒鳴られた(´・ω・`)」という顔をしていた。
怒鳴ってすぐ、ババアが盆の上にジュースと菓子をのせながら、部屋のドアを開けて入ってきた。
光己「コラ勝己ぃ！女の子に怒鳴ることないでしょ！Aちゃんに謝りなさい！」
勝己「うっせーな！わーったわ！！謝るからさっさとそれ(ジュースとお菓子)置いていけや！」
光己「親に対してなんだその言い方！」
俺とババアが言い合いをしているとAが割って入った。
A「私は大丈夫です。ありがとうございます光己さん。」
光己「本当？ごめんねこんなクソ息子がうるさくて。」
勝己「ンだとこのクソババア！！！」
光己「ババアって言うんじゃない！じゃあこれ置いていくからね。Aちゃん、ごゆっくり。」
このクソババアはAになると態度変えやがって…！
A「はい。いろいろとありがとうございます。」
Aが礼を言うとババアは部屋を出ていった。
勝己「…るかった。」
A「え？何がどうしたの？」←
バカかこいつ。何がどうしたって今までの記憶ないんか。笑
勝己「さっき怒鳴って悪かった。」
A「あぁさっきの。全然平気だよ。気にしないで。」
言いながらAは微笑んだ。俺はまた顔が赤くなった。「菓子食べるか。」と言って赤い顔をごまかす。
そう言うと、Aは「うん。いただきます。」と言って菓子をハムスターみたいに食べだした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Maimai - リクエストありがとうございます。もう少し物語が進んだら作らせていただきますね。これからもこの小説をよろしくお願いいたします！ (1月15日 21時) (
レス) @page30 id: 635df37f28 (このIDを非表示/違反報告)
H.M - とても面白いです！高校生になったら、「勝己が幼児化したら」という番外編やっていただきたいです。これからも頑張ってください！ (1月14日 6時) (レス) id: 35314696c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Maimai | 作成日時：2023年12月25日 0時
