第31話 ページ33
Aside
次の日の朝、私は早起きをして、焦凍くんと一緒に寝ていたことがばれないように、こっそり部屋を出て自分の部屋に戻った。
一言もなく勝手に戻ってきちゃって焦凍くんに申し訳ないな…。
・
もう朝ごはんの時間だ。あくびをしながら廊下を歩いていると、ばったり焦凍くんに会った。
A「ふぁぁ…あ、焦凍くん、おはよう。ごめんね、勝手に部屋抜け出しちゃって。」
焦凍「Aちゃん…！おはよう。それと、昨日はありがとう。あの…一緒にリビング行かない…？」
A「いいよ。一緒に行こう。」
私は焦凍くんの横に並んでリビングに向かう。
A「今日の朝ごはん、なんだろうね？」
焦凍「…お蕎麦！」
A「え、知ってるの？」
焦凍「僕がお蕎麦好きだから！」
えへへ( *´ω`* )と可愛いらしく笑いながら、蕎麦が好きだと話す焦凍くん。
A「焦凍くん、蕎麦が好きなんだね。でも、違うと思うよ？」
リビングに着くと、焦凍くんは私の隣に座って朝ごはんを食べ始めた。朝ごはんは、結局蕎麦じゃなかったよ。
冬美「あ、焦凍！いつの間にAちゃんと仲良くなったの？」
冷「いいじゃない。よかったわね焦凍。」
焦凍「うん！」
炎司「…。」
みんなは笑顔だったけど、炎司さんは一言も発せず、焦凍くんと私を厳しい目で見ているようだった。
もしかして、私に「焦凍の邪魔をするな」って思っているのかもしれない。
邪魔するつもりじゃないけど、これ以上焦凍くんが傷ついてるのを見るのは嫌だ。
――――――よし、決めた！
朝ごはん食べ終わったら、炎司さんに『このこと』を提案してみよう。
私は冷さんの作った美味しいご飯を頬張りながら、そんな決意をした。
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Maimai - リクエストありがとうございます。もう少し物語が進んだら作らせていただきますね。これからもこの小説をよろしくお願いいたします！ (1月15日 21時) (
レス) @page30 id: 635df37f28 (このIDを非表示/違反報告)
H.M - とても面白いです！高校生になったら、「勝己が幼児化したら」という番外編やっていただきたいです。これからも頑張ってください！ (1月14日 6時) (レス) id: 35314696c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Maimai | 作成日時：2023年12月25日 0時
