第12話 ページ14
Katsuki Bakugo side
最近Aは、早く帰ってる。なんでか知りたくて聞いたけど、
A＜ふふっ、内緒。＞
って笑って言ってきた。くそ、また顔赤くなるわボケ。
結局、早く帰っている理由を聞き出すことができなかった。
一緒に帰ろうと思っていたのに、先に帰られちまう。
仕方なく帰りの支度を進めていた時、あるものを見つけた。
勝己「なんだこれ？紙…？」
めちゃくちゃ大量の変な記号が書いてあるし、楽器？の絵も描いてある。
そういえば、昼休み遊ぶ前にAがこんな紙に何か書いていた気がする。
勝己〈A、何書いてんだ？〉
A〈これ？楽譜って言って、曲を演奏記号とか符号とかの記号で表したものだよ。
こっちは運指表って言って、楽器を演奏する時にどの指と手のポジションを使うか書いてある紙なんだ。
今は、「譜読み」って言って、初めて弾く曲の楽譜を見て、書かれている音符を正確なリズムとかある程度の表情を付けながら、ひととおり流して弾けるようにメモしたりしてるの。〉
俺にはAの言ってることが全然わからねぇ。だけど、この紙のことを話すAは、すげぇ楽しそうで笑顔を浮かべてたな。
その紙をAが置いて帰っちまった。
勝己「まぁいいか。届けてやろう。」
帰りの用意を済ました俺は、近所の上杉家へと向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Maimai - リクエストありがとうございます。もう少し物語が進んだら作らせていただきますね。これからもこの小説をよろしくお願いいたします！ (1月15日 21時) (
レス) @page30 id: 635df37f28 (このIDを非表示/違反報告)
H.M - とても面白いです！高校生になったら、「勝己が幼児化したら」という番外編やっていただきたいです。これからも頑張ってください！ (1月14日 6時) (レス) id: 35314696c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Maimai | 作成日時：2023年12月25日 0時
