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「炭治郎ーーー!!!!!!」
「う、わっっ」
いきなり後ろから抱きつかれ、思わずビックリして変な声が出てしまった。
……Aの仕業か。
俺は後ろを少し向いて「こら」、と軽くしかった。
「危ないだろ、転んでたらどうするつもりだったんだ」
「ふは、怒ってる顔も素敵〜〜〜、炭治郎ってやっぱりお嫁さん要素あるよね〜」
またお嫁さん……
それは少しは自分でも自覚している。
……だけど、本気を出せばそんな事すぐにでも思わなくなるだろう。
俺だって、“男”なんだから。
「……まだお嫁さんなんて言ってると、今すぐにでも襲うぞ?」
「え、」
「……なーんて、な」
「い゛っ、たあ‼」
間抜けな顔に、一発でこぴんをした。
今からなんてまだ早すぎる。
今は今の時間を楽しく過ごせばそれでいい。
「……本当に襲う時は、Aが俺のお嫁さんになったときだ」
その時まで、待ってろよ。
意味深な笑顔でそう言った。
すると、でこぴんの仕返しなのか頭を叩かれる。
「炭治郎のばか、へんたい」
「えっ、ちょ、そこまで言わなくてもいいだろ」
「………そんなんだったら早く、お婿さんになってよ」
「………?????!そ、それ、って、」
「…早く襲ってよって、言ってんの」
顔が真っ赤になったのは、言うまでもない。
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とく(プロフ) - ぜんいつぅぅぅぅぅぅぅぅぅ (7月18日 12時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
さめしゃち?(プロフ) - うおおおおおおおうはぁぁぁぁぁぁぁ好きです!!!!!!!!炭治郎、やっぱ嫁に来て(満面の笑み) (2023年5月2日 17時) (レス) @page22 id: 94eab444ed (このIDを非表示/違反報告)
かあ - たんじろぉぉーーーーうう!!!好きぃーーー!!!!!!!!! (2022年7月19日 11時) (レス) @page34 id: dadba14897 (このIDを非表示/違反報告)
桃 - さぁいごぉぉぉぉぉぉ (2021年3月31日 7時) (レス) id: 087676fea2 (このIDを非表示/違反報告)
める(プロフ) - たあああああんじろおおおおおおおおおお (2020年10月18日 1時) (レス) id: 0fd2e5e0a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なるみ | 作成日時:2019年8月19日 7時