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「……出来れば、いま返事が欲しい」
抱きしめる力が、少しだけ強くなる。
返事なんて、聞かなくても分かりきってるくせに。
小さな声で呟いた。
「そんなの、一つしかないよ」
「……それって、どっち?」
「私だって好きだ、馬鹿炭治郎」
今度は私も抱きしめ返す。
炭治郎は「や、った、」と喜びを噛み締めているようだった。
こんな私を好きになってくれるなんて、ただ単に嬉しかった。
夢かと思ったけど、炭治郎の暖かさが現実だと証明する。
ほんとに両思い、なんだなあ。
私も思わず頰が緩んでしまう。
「好き、本当に好きだ、A」
「……こっちだって同じだよ」
「俺を選んでくれて、ありがとう」
そう言った後、唇と唇が軽く重なった。
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とく(プロフ) - ぜんいつぅぅぅぅぅぅぅぅぅ (7月18日 12時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
さめしゃち?(プロフ) - うおおおおおおおうはぁぁぁぁぁぁぁ好きです!!!!!!!!炭治郎、やっぱ嫁に来て(満面の笑み) (5月2日 17時) (レス) @page22 id: 94eab444ed (このIDを非表示/違反報告)
かあ - たんじろぉぉーーーーうう!!!好きぃーーー!!!!!!!!! (2022年7月19日 11時) (レス) @page34 id: dadba14897 (このIDを非表示/違反報告)
桃 - さぁいごぉぉぉぉぉぉ (2021年3月31日 7時) (レス) id: 087676fea2 (このIDを非表示/違反報告)
める(プロフ) - たあああああんじろおおおおおおおおおお (2020年10月18日 1時) (レス) id: 0fd2e5e0a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なるみ | 作成日時:2019年8月19日 7時