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花岡「爺ちゃん!!具合どう?」

花岡爺「大丈夫だ」

花岡「そっか」

花岡爺「楓士雄お前は大丈夫だ」

花岡「え?」

花岡爺「井の中の蛙大海を知らず
お前はよいずれ大海を知るんだ」

花岡「そうだよ
俺はまだ井の中の蛙だ
これから大海に漕ぎ出すんだ
だからそれまではちゃんと見届けてくれなきゃ」

花岡爺「楓士雄あれにはな続きの言葉があんだよ井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る
楓士雄お前はちゃーんと空の青さのことを
空の深さのことを知ってる
そういう奴だ
だからよ爺ちゃんな、なーんも心配してねぇよ」

花岡「まーた、わかんねぇこと言い出して
それはどういう意味?」

花岡爺「これはな うっ」

花岡「おい、爺ちゃん!!爺ちゃん!!
おい、爺ちゃん!!おい、しっかりしてくれよ」

看護師「どうしましたか?」

花岡「爺ちゃんが」

看護師「直ぐに先生を呼んできます」

花岡「おい、大丈夫かよ!!爺ちゃん!!爺ちゃん!!」






『あれ、君かわいいね
何歳?』

『おい、絡むなよ』

『え、なんか雰囲気誰かに似てる』

『おい、雅貴!!』

「雨宮兄弟が何の用ですか?」

雅貴「え〜俺らのこと知ってる感じ?嬉しいな」

広斗「いい加減にしろよ」

雅貴「あ、ちょっと、どこ行くの?」

「自分探しの旅…ですかね」

広斗「お前おもしれぇな
鬼邪高の村山の妹だろ、お前」

「だったら何か」

広斗「乗れよ
自分探しの旅付き合ってやるよ」

「は?」

広斗「どこ行きたい?」

雅貴「え?広斗くん?お仕事は」

広斗「1人で出来るだろ」

雅貴「嘘でしょ!?」

「私よりも仕事の方が大事ですよ」

雅貴「そうだよ広斗くん
この子も大事だけど仕事も大事だ」

広斗「思い詰めた顔して歩いてる女
1人にする訳にはいかねぇよ」

「さっきまで1人だったんで大丈夫ですけど」

広斗「いちいちうっせーな
さっさと乗れ」

「…わかりました
じゃあ、家の近くまでお願いします」

広斗「そこまで行ったら家の前まで送る」

「家バレたくないんで特に隣の人に」

広斗「…雅貴は来んなよ」

雅貴「いや、なんで?
行くに決まってんじゃん」

「ということらしいので」

広斗「わかったよ」

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そら - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなり夜遅くにすみません...。 物語読んでいて思ったのですが...。 物語の各題名・ではなくて数字もしくは第○話 にしてはどうでしょうか? ・だと後からどこまで読んでいたのか分からないので...。 (2019年7月27日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 続きが見たくなりました (2019年7月21日 19時) (レス) id: 454e79f10d (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 面白いです。更新は大変やと思いますが、楽しみに待ってます。 (2019年7月21日 12時) (レス) id: 3dcbf1c7f9 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 次回も宜しくお願いします (2019年7月19日 22時) (レス) id: 454e79f10d (このIDを非表示/違反報告)
みみー(プロフ) - 面白いです!更新楽しみにしています (2019年7月19日 19時) (レス) id: 1881271fba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:岩谷玲於 | 作成日時:2019年7月18日 21時

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