3年A組～今から皆さんは、人質です～２ (ページ36)

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『柊「魁皇高校の面接を受けます
そこで武智大和の犯罪を暴きます」

校長「今日からうちで美術を担当してもらう
柊先生です」

柊「柊一颯です
よろしくお願いします」

武智「どうも～平成最後のカリスマ熱血教師
武智大和です」

柊「よく知ってますよ」

武智「お、やっぱりテレビの影響は絶大ですね
何かあったらいつでも相談に乗りますから」

柊「ありがとうございます」

医師「膵臓癌が再発しました」

柊「そんな」

孝彦「今は武智大和のことは忘れて
治療に専念しなさい」

柊「文香さんは？」

孝彦「完全に引きこもるようになった
私との距離も置くようになって」

柊「何だ？それ」

逢沢「景山がドーピングをやってたっていう
動画です
でも彼女はやってません
誰かが細工したんです」

柊「フェイク動画」

武智「景山澪奈のフェイク動画ありがとね
ほら、ドーピングのやつ
これでもう彼女の選手生命は終わり」

景山「どうして私の気持ちがわかったの」

柊「俺の知り合いも君と同じ目に遭ったんだ
君の力になれるかもしれない」

医師「恐らくあと1年の命かと
今後は薬で痛みを緩和させて行く
治療に切り替えます」

ﾌﾞｰﾌﾞｰﾌﾞｰﾌﾞｰ

柊「ごめんなさい」

柊「すいません、すいませんごめんなさい
景山！景山！教え子なんです！
教え子なんですよ！」

柊「何で…先に死ぬのは俺だろ
何でお前が」

柊「俺は犯人が武知だってわかっていたのに
景山を救えなかった」

孝彦「負の感情に流されちゃいけない
これを明日の活力に変えるんだ」

柊「明日の…活力？」

孝彦「本当にやるのか？」

柊「俺はもう長くありません
最期に教師としての本懐を遂げたいんです」

孝彦「どうぞ
彼は警視庁の五十嵐理事官
文香の実の父親だ
今回の計画を成功させるために協力を仰いだ
どうぞ」

五十嵐「腰を下ろす前に1つ聞きたいことがある
これからやろうとしていることは復讐なのか？」

柊「いえ
これは文香や景山澪奈のような犠牲者を
出さないようにするための救済だと思ってます」

五十嵐「いいだろう
話を聞こう」

柊「爆弾の数はできるだけ多くお願いします」

孝彦「うちのスタッフに設置場所考えてもらおう」

五十嵐「窓は強化ガラスに変えた方がいいな」

逢沢「学校を爆破？」

柊「お前には生徒のお目付け役として
皆の動向を見守ってもらいたい
真相を明らかにするためには
俺が最終的に全国民の敵になる必要がある」』